日曜日の朝起きると、路面はベタベタに濡れていた。またしても、山では雪が降った様で、標高の高い箇所は薄く白くなっていた。
今日は、トリケラのアプローチへフィクス工作を行いに行くことが第一目標だったので、少しゆっくり目に家を出た。
駐車場で3KのM宮君と遭遇した。11トラッドをオンサイトする彼でも、まだ強さも速さも全然足りませんと言っていた。おごらない心に感銘を受けた。裏道をゆっくりと休まずに歩いて、前壁ルンゼを眺める所まで上がると、地面に雪が目立ち始めた。
メットを被ってからアプローチへ進入した。風は冷たかったが、もう冬の勢いは無かった。
取り付きに到着すると、ソロの準備をして、濡れた岩溝を登り始めた。普通でもちょっといやらしい登りだが、今日は雪が付いているので、登山靴にテムレス手袋で登った。
要所でカムが効くので安心だが、棚状へ乗りあがるムーブで、ハンマーのピックを岩角に引っ掛けて、身体を持ち上げた時には結構緊張した。
藪地帯に入って比較的太い木をアンカーにしてロープを固定した。下りは懸垂でおりた。泥泥だったが結構面白いクライミングだった。藪パインクライミングとでも言おうか。
トリケラ周辺には、面白そうなラインが幾つか見えるが、今日は状態が悪いのでお触りは止めておいた。
薄く積もった雪は、瞬く間に消えていった。アプローチのルンゼを降りて山道へ戻った。
コメント
コメントを投稿