日曜日の朝は雨降りだった。シドシドと濡れた路面を走り、峠を越えてドラゴン道場へ向かった。
現地へ到着すると、ブォーンと爆音が聞こえてきた。M坂さんがエンジン草刈り機で作業をしている音だった。ツナギで身を固めていたので、業者の方かと思ってしまった。オールドさん、四太師匠、T村さん、メタボK村さん達も、すでに勢ぞろいで作業の真っただ中だった。全員で作業に精を出し、汗をかいたおかげで、アプローチの園路部は見る間に綺麗になった。仕上がりを見て、いいねボタンを押したい気分だった。
草刈りの後は、ドラゴン道場へ移動した。オールドさんは新ルート開拓。四太師匠は「アルピニスト」へトライ。私は岩の乾き具合と相談しながら思惑する事にした。
今日は、「アルピニスト」の岩も色が変わるくらいに濡れていたので、四太師匠も1ピン目で右往左往をして悶絶していた。分かっているけど止められない、岩の虫が騒ぐのだろう。
私は腹が減ったので、風の抜ける場所でラーメンタイム。オールドさんの作業音が耳から、目からは緑の田園風景。舌からは味噌ラーメンのお味が、私の脳みそに流入してきた。自然の中にいると、感じる事が大事である。
今日も半ドンのM坂さんが、トップロープで「セレニティークラック」を遊ぶのを見て、濡れクラックだが、やってみるかと私も気持ちが切り替わった。四太師匠にビレーをお願いし、両手にテーピングを施し、カムをぶら下げてクラックに手を入れた。
下部はベタ濡れだったので、慎重に通過した。水平クラックにC0.5、右上クラック下部にC0.75をセットしてクラックへ突入した。要所にハンドが効くし、大きなフットホールドもある。身体を上げC1をセットすれば、後は気持ちを決めるだけ。シンハンド部は前後のジャムでパス出来た。最後にマントルを返すと岩の天辺に飛び出た。オールドさんが祝福をしてくれた。
今日の岩の状態で、登る事が出来ると思わなかったので、嬉しさもひとしおだった。やはりナチュプロのルートは楽しい。
気温も湿度も高く、何か気持ちも切れてしまったので、早めの下山をした。駐車場で皆さんと別れて、車を走らせていると、大雨でスカイライン通行止めの表示板が目に留まった。仕方がないので、トンネル方面へ迂回しながら、ふと思った。
今日、悪条件でも目的を一つ達成する事が出来のは、天使の前髪を掴むことが出来たからなのか。天使は一体誰だ。
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