カリメロと名張へ行った。今回はサニーサイドで登る事にした。川の渡渉は、場所を選ばないと股下ウェーダーを履いても厳しいくらいの水位だった。
9時前に岩場に到着したが、日が差し込まず薄暗かった。ちょっと気持ちが盛り上がらない。そして、いつも元気なカリメロも体調がイマイチの様で静かだった。姫、大丈夫ナノカ。
そうこう言っても、ここは岩場で私たちはクライマーの端くれ、ハーネスを装着してギアを整えると目に光が宿りだした。
カリメロの希望で「ジュマンジ」にトライすることになった。このルートは彼女にとって以前から胸に刺さった棘だったようだ。
カリメロ、クライミング開始。だがすぐにテンションが入ってしまった。体調もさることながら、気持ちが十分に入り込んでいない。登りたい気持ちが強くないと、体は上にあがっていかない。30分から40分くらい粘ったがそこまでだった。
チェンジして私。下部は何とか抜けたが、核心の上部クラックに入るとそこは灼熱地帯だった。いつの間にか太陽が当たりだして壁はフライパンになっていた。一瞬にして全身から汗が噴き出した。あえなくロワーダウン。
次に回復したカリメロにタッチ。頑張って私の到達点より少しロープを伸ばした。しかし、そこまでが今日の彼女の限界だった。そんな時もあります。
木陰は風が抜けて快適だが、灼熱クラックで水分と体力を吸い取られてしまう。持参した水も残り少なくなってしまった。
最後のつもりで私が取り付いた。上部クラックはC3サイズなので、自分にはフィストに少し広いサイズで難渋した。テンションの嵐とカム連打で終了点に抜けたときは、デロデロに疲れ切っていた。足も良く効くし、クラックの縁も手がかかる。後で気が付いたけどダブルハンドとかすればよかったのか…。身体が覚えていない事はとっさに出来ない。
その後トップロープをかけてそれぞれ登ったが、この状態ならばカリメロはノーテンで登っていった。技も身体も十分な能力があるので、後は気持ちだけだ。登り続けていれば、何時かは解決出来るはず。陰ながら応援します。
水も尽きたし、早めに帰路につくことにした。朝から頑張って1本だけとは情けない。クライミング量が全く足りない事は分かっているが、ハンドサイズ以上のクラックでの経験値を上げる方法はないものか。うーんと考えなら横目で助手席を見ると、カリメロは鼻提灯だった。

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