U字溝は去った しかし炎は残った


 今シーズン初の猫の手ロックへ行った。現地にはオールドさん、四太師匠、Mや先輩の3名がクライミングと岩掃除に励んでいた。

 昨シーズン、オールドさんがヒーコラ運んだコンクリートU字溝は、大水に浚われてどこかに消え去ってしまっていた。自然の力は凄い。

 この場所は、日陰木陰川の畔なので、風が心地よく相変わらず気持ちの良い岩場だった。


 オールドさんは宿題となっていたラインを初登し、「スーパーワイルドキャット」と命名していた。この小さな岩場の最長ラインで11cの難度らしい。トラバースもあり、最後まで気の抜けないムーブが続くルートだ。


 四太師匠は残業の疲れか、日ごろの悪行のおかげか、「猫ピンチ」のスタートでボコられて撃沈してしまっていた。「もう肩が抜けそうです」と本人の弁。魂が抜けなかっただけ良かった。

 Mやパイセンは「クレージーキャット」を2便でさらっと片付けてしまったが、「zizi」のスタートムーブにハマって跳ね返されてしまっていた。ボルダームーブなので、か弱い?女性には厳しいのか。

 私はようやく「クレージーキャット」をRP出来て満足だった。たださらっとは出来ず、ネチョッとした年の功ムーブだった。

 成果のあった人そうでなかった人、それぞれ様々だったが、猫の手は相変わらず癒しの岩場だった。

 U字溝は流れの中に去ってしまったが、クライミングを愛する炎はこの小さな岩場に残っていた。

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