暖冬の影響か、はたまた工事の影響か、今年のつるつる渓谷は水位が高い。名張用に購入したウェーダーを使い渓谷対岸のボルダーを訪れた。
以前に課題を設定し完登したボルダーだが、時間がたてば見方も変わり岩が与えてくれるラインも変わる、そして自分自身の能力も変わってしまう。
久しぶりに触る岩は苔まみれとなっていたが、ここを登れと示すラインは以前と変わりなかった。ただ私の力は格段に落ちていた。
リップを辿る課題はシットスタートで再構築。かかりの良いホールドが心地よいが、大きなカチを取る所までが今の限界だった。苔が多いのでメルカリで購入した新品の中古シューズのソールがあっと言う間に緑色に染まっていた。
堰堤からの落水の飛沫がかかるこのボルダー。以前は簡単に登った記憶があるが、今は手も足も出ない。ガバからスローパーを取りに行く一手を止める事すら出来なかった。
少しづつ進んでいたつもりが、後戻りをしている事もある。やはりクライミングは面白い。気持ちさえ後ろを向かなければ、いつか未完成を完成にする事は出来る。自分に負ける事は無いはずだ。
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