滋賀某山にあるワイドクラック「卍固め」を登りに行った。四太住職が掃除開拓された貴重な広い割れ目だ。
里山を一息り登り稜線に出ると、木立の中に見え隠れする岩があり、気配でそこにあると分かった。
取付きに立ち岩を見上げると割れ目はベタベタに濡れていた。見るからにご機嫌ナナメのクラックに一瞬諦めかけたが、折角なので固定ロープをセットし、一人トップロープで登ってみる事にした。
クラックの開き具合から自然と左差しでを選択していた。サイズはキャメロット#5サイズ。岩の状態からフリクションは全く期待できないが、左手をチキンウィングで決め、左足をクラックにねじ込んであがいてみた。手も足も土で滑る。もがいてもがいてあっという間にロープにぶら下がった。条件が悪いのも一因だが、自分のテクニック不足も大きいのだろう。
その後2回目、3回目と繰り返すうちに、ダブルハンドやフィスト+ハンドなどのジャムの決め所や足の使い方がおぼろげながら分かってきた。これは勉強になるし面白い。
今日一日では乾く気配も無かったので山を下りる事にした。弱点も沢山あるので岩が乾いている時なら何とかリード出来そうな感触を得る事が出来た。次回の訪問が楽しみだ。
車まで戻るととても暖かく春の気配を濃厚に感じた。眠気を覚えたが、昼食を取った後に滋賀の小川山まで移動した。
里山に入るとSCC軍団がボルダリングに興じていた。老若男女、無心で岩に噛り付く。いやはやクライミングは素晴らしいですぜ。
そして私の目的は名作と謳われる「もぐらびと」。
穴蔵の奥からジャムで明るい光を目指す。もぐらは光が苦手だが、人間には一縷でも光が必要だと思う。
シコシコとトライしてみたが、おそらく体の向きを変えるであろう箇所でつまずいてしまう。 自分の体幹の弱さを痛感した。これもTHE宿題だ。
帰宅後、ふろに入ると肘膝付近が赤く腫れていた。自分の体をノートにして今日も勉強する事が出来た証拠なのだろう。
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