日曜日の朝、一度起きたが気分が上がらないので二度寝してしまった。中年真っただ中、体調も気持ちもコントロールが難しい。
ゆっくり起きて外に出て山を見ると自分を呼んでいる様に感じた。ザックのパッキングをやり直して気分を変え、車に乗り込んだ。偉大なる裏山にGOだ。
何時もの裏道を歩くと、年配グループからトレランの方までこの季節にしては人が多い様に感じた。
中道への分岐周辺で裏道から謎道へ進路を変えた。以前から気になっていた岩を確認するためだった。その岩は藤内小屋からもよく見える岩だが、最近は誰も登ってる気配がない。遠目にも顕著なクラックが認められるが、約30年前に登られている話を聞いた記憶があった。
謎道の急坂をしばらく登ると岩が現れだす。丁度砦岩の下くらいの高度がお目当ての岩だった。
岩の周りを偵察するとすぐにクラックを発見する事が出来た。思ったより綺麗なクラックだった。長さは10mくらいか、下部は90°以上の斜度がある。ほかにもコーナークラックやボルダーもあった。この岩周辺だけでもかなり遊ぶことが出来そうなボリュームだ。
灌木を支点して懸垂で岩掃除をした。風化と自然の移ろいから岩の表面は脆い。ワイヤブラシで浮いた岩粒と汚れを掻きだした。表面は脆い箇所があるが岩質は良好でしっかりとしたクラックだ。下部はハンドサイズだが上部はフィスト+αぐらいのサイズ。掃除を兼ねて2回試登してみたが中々難しい。リードするのが楽しみだ。
次に側面にある短いくの字状クラックを掃除してみた。一見簡単そうに見えたが、泥が詰まっていることもあり、これも結構難しそうだ。楽しみ第2弾としておこう。
今回掃除しなかったコーナークラック上部は、大きな庇になっており古い人口ルートもあった。クラックを掃除すればコーナー伝いに登れると思う。
クラックボルダーは簡単そうだが、苔と岩との調和が美しい。次回登ろう。
忘れ去られた岩は思ったより良い岩だった。整備をすれば砦岩と組み合わせて充実の一日を過ごせそうだ。
夕方近くになると、降ったり止んだりの雪が強さを増してきた。そろそろ山を下りよう。
浮かなかった朝の気持ちもどこへやら。夕方のスカイライン、アスファルトを歩く足はとても軽かった。
山肌からは幾つかのタラの芽が顔を出していた。冬に戻った一日だったが、あのカーブを曲がるとそこには春がいる。
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