雨上がりの御在所 ルート開拓 ボルトは手で打つべし

 雨が思ったより早くあがったので御在所へ上がった。「トリケラトプス」の終了点を設置するつもりだった。

 藤内小屋で小屋主や常連さんとだべって休憩。私の荷物の重さに驚いていたが、そのうち重量税を取るとか言い出したので速攻で上へ向かった。

 前壁ルンゼを喘いで登り目的地に到着した。ここは風が抜けて半そででは寒いくらいだった。


 懸垂でテラスまで下降して作業を開始した。当初ボルトを設置しようと考えていた場所は岩の風化が著しくパス。位置を変更して打つことにした。

 ボルトは手打ちで設置するためロックペックを持ってきた。2Kgの石工ハンマーを使いコツコツと穴を穿った。まだしもテラスでの作業なので良いが、これを壁の中で行うのは大変だと思った。


 約40分で穴をあける事が出来た。しかしここで少し油断してしまった。ボルトを穴に入れる時にハンマーでこついたのだが、ボルトのオネジ部に傷をつけてしまった。ナットで養生していたつもりだったが後の祭り、アフターザカーニバルになってしまった。

 今日はスタートした時間が遅く色々考えている時間はなかった。仕方が無いのでこのボルトは当分放置する事にした。そのうち手立てを考えよう。

 懸垂ポイントまで戻ると岩に少しだけ触りたくなった。風のおかげで岩は乾いている。折角なので以前から気になっていたスラブのラインを1回だけ偵察した。

 大きなブロックを積み重ねた形状の岩場なので要所にクラックがある。このクラックを使えばナチュラルプロテクションで登る事が出来るスラブになるかもしれなかった。
 懸垂で下降して登行器で登り返してみた。きわどい立ち込みはないがNPで登る事が出来そうだった。ランアウトがあるがこれもスパイスになると思ったりして。立派なペツルがあるので、以前に誰か登っているかもしれない。5.8くらいの面白いスラブだ。



 15時を回ったので下山することにした。ボルト設置は失敗してしまったが、静かな山を感じる事が出来た。足元に咲く花が花火の様で可愛らしく綺麗だった。








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