御在所の岩もシーズンインした。日曜日、朝早くからロープを担いだクライマーが裏道を上がって行く。
負けじと私も山道を上がった。裏道から中道に入り、そのまま8合目過ぎまで。荷物満載で一気に上がると、足元もふら付いてくる。
てんきとくらすの予報ではcになっていたが、その通りの天候で、山の上部は風が強くて稜線の向こうから白い雲がビュウビュウと流れてきていた。
展望台からは前尾根も遠く竜までも見えていたが、あまりの風の強さに留まる事は出来なかった。
岩場の取り付きに降りても風裏は無く、仕方なしに風に鼻水を飛ばされながらハーネスを装着した。夏前からの故障も完治していないので、今日はトップロープオンリーと決めていた。
まずスラブをやってみた。
スタートは大きなムーブで乗り越す。バケツ状に立ってピンが1本。その上のフェースにはポケットが並んでいた。ここでのプロテクションセットが肝の様だった。あれこれ試してみたが結論は得られず。ヘッドの小さいスモールカムが欲しい所だ。ルートを通してムーブ自体は困難では無い。
風は止まず、体温を奪われて頭の回転が鈍くなってきた。綿入りベストと合羽を着こんでもまだ寒かった。
次に岩場入口にある丸っこいカンテを触ってみた。記憶ではプアプロだったはずだ。そこはそれトップロープの気安さでやってみた。
スタートから大きなムーブで棚に乗り込んでいく。2回目の乗り込みで目の前に問題のポケットが現れた。浅くて小さい穴だった。手持ちではマスターカム#1がジャストだった。しかし、上に抜ける時に体が触れると、あっけなくカムは抜け落ちてしまった。核心のそしてルート中唯一のプロテクションがこれ~ですか。開拓者の凄さが良く分かる、いや分かり過ぎるのです。
いい加減風の強さに嫌気がさしてきたので、風裏まで移動してラーメンランチを楽しんだ後は歩く事にした。本当はP3北面のスラブをやるつもりだったが、あの場所でこの風では岩は楽しめない。
中道に戻り、周回園路経由で裏道へ出て国見尾根を歩いて下りた。藤内小屋裏に到着する頃には、足の筋力がかなり消耗している事がよく分かった。
今回、展望台の岩場を初めて触ってみたが、よく考えられた面白いルートだった。果たして自分が登る事が出来るかは分からないが、通って勉強させてもらうつもりだ。私ってえらいなー。
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