色様々な尾根を歩く 小さな秋と岩見つけ

 

 クライミング用のパッキングをしていたが、温かいお布団の誘惑には勝てないわが心。

 ゆっくり起床、岩はやめて歩くことにした。

 長く歩くことが出来て、人のいないルートとなると近場では松尾尾根が一番だ。

 

 水無の駐車場に車を停めて歩く。荷物はトレーニングを兼ねてクライミングのフル装備にした。人気のない登山口から山に入ると急に静かになった。

 ゆっくりと高度をあげると少しづつ木々が色づいてきた。黄色主体だが、よく見ると黄色にも微妙に違いがある。新緑の緑もそうだが紅葉の色も言葉に表せない。

 レモン色はコシアブラ。この真黄黄色はなんじゃらほい。赤はモミジでしょうか。単調な登りも今日は飽きが来なかった。



 尾高分岐を越えると一気に山は冬模様になった。風が冷たさを増した。

 そのまま進みその他の登山道と合流すると、登山者が増えて山道も賑やかになった。若い学生さんらしきパーティーはとても楽しそうで、見ていても飽きなかった。

 一応頂上を踏みすぐに下山した。松尾尾根に入るとまた静寂の山に戻った。登りよりスピードが出るので、紅葉を愛でる気持ちも少なくなってしまう。勿体ないので時折立ち止まり葉の色を楽しんだ。

 尾根の中ほどに部分的に岩が露出している箇所がある。ここで簡単なボルダリングをして遊んだ。スラブフェースでラインを選ぶとそこそこ難しい課題が出来そうだった。


 そこから少し下りると、ちょっとした広場がありその下方に岩を見つけた。結構大きな岩でボルト2~3本のルートを作れそうだった。わざわざここまで来る事も無いだろうが、頭の隅にメモリーをしておくことにした。


 そのまま一気に登山口まで下りた。結局行きも帰りも尾根道では誰とも出会う事が無かった。

 静かな山で小さな秋と小さな岩を見つけた。朝寝坊も良いものです。




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