つるつる渓谷 野生の王国 

 

 久しぶりの、つるつる渓谷野生の王国で岩開拓。本日はモチベーション低下により重役出勤となった。それでも日の当たらない谷底は寒かった。

 昨日の雨で岩は濡れており、赤黒い苔とつるつるの岩肌のトリプルパンチで、悪意しか感じない摩擦係数だった。

 まず、かなり前に見つけたスラブボルダーの掃除をした。結構な高さなので、懸垂しながらワイヤーブラシで苔を落とした。見た目より岩は濡れて汚れており、ブラシは苔ですぐに目が詰まってしまった。

 弱点は右のカンテを使い登るライン。懸垂ロープを使い、そのまま一人TRで追加掃除とホールドの発掘をした。この辺りの岩の特徴なのか、長石と思われる白い結晶部分が岩肌より突出しており、それがホールドになりそうだ。先週に遊んだ桐生の子豚スラブの真ん中より難しい予感。斜面にある岩なので、ボルダーとしてトライするか、TR課題とするかは個人的思惑の問題だ。場所が悪いので、そうそう登りにこれないが良いボルダーである。


 少しでも乾いた岩で遊びたかったので、その下にあるボルダーを試登していたら、フットホールドが吹っ飛んでしまい、危うく尖った岩角に体を打ちつけるところだった。指皮を剥いたくらいで他は何ともなかったが、辺鄙な場所での単独行動には細心の注意が必要だ。

 最後に昔登ったクラックボルダーに再トライしてみた。クラックには土と苔が充填されていたので、ハンマーとブラシを駆使し掃除をしてからトライした。

 なりは小さいが下部の傾斜が強く、確実にハンドジャムをきめないとスタートさえままならない。以前もかなり苦労した記憶があったが、やはり難しかった。シットで尻をあげて二手目のジャムをきめるまでが精一杯だった。以前の自分に見下されている様で悔しかった。最近こんなのばかりアル。


 そんなこんなで岩と対峙していると、気温はそこまで低くなかったが、風の影響か、日陰の影響からか気持ちも体力もカラータイマーが点滅しはじめた。

 野生の王国の厳しさに打ちのめされながら、荷物を片付けて谷底を後にした。またつるつる岩に鍛えてもらいます。




 

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