Iエリアでボルダリング。ここは里山の一画だが、箱庭の様なこじんまりとした可愛らしいエリアだ。
岩もとてもフレンドリーで、小さな岩にホールドが沢山散らばっている。地元のおじさんもとても親切で岩のある方向まで教えてくれたりする。
ここでM坂さんとT木さんとでボルダリングを楽しんだ。二人ともお目当ての課題がある様で熱心にトライをしていた。T木さんが「皮がむけた皮がむけた」と騒いでいたので、ようやく大人になったのかと思っていたら、指の皮がむけただけだった。とんだ皮違いだった。
私も何時も変わった石ころしか相手にしていないので、ここぞとばかりに課題に挑戦してみた。何度かやっていると、私にはちょっと無理目の課題を思いがけずに登る事が出来た。風は冷たいが、岩は何とも友好的でありがたい。
M坂さんが狙っている課題のムーブはかなり厳しめ。ホールドをデットで取る確率も悪い。長い付き合いになりそうな予感もする。言い換えればそれだけその岩と対話する時間があるという事なのだ。
昼頃になってカッパ先生とパイソンのペアも到着した。カッパ先生がアップ替わりに簡単な課題を登る姿を見て「変態的に素敵ですね」とM坂さん。鋭い眼力だ。
すこしして用事があるM坂ペアは帰っていった。ありがとうお世話になりました。
カッパ先生はこの岩の一番難しい課題が気に入ったらしく、ムーブの確認をしながらしばらく考えていたが、おもむろに準備をするとスパッと登ってしまった。私もこれにはびっくりしてしまった。
後で先生の話を聞くと理路整然と答えてくれた。「●●●■■▲▲ですよ。」妖怪語混じりなのでよく分らない箇所もあったが、ようするに「よく考えて登れ」と言う事だった。
先生のおこした良い波、「カッパウェーブ」に乗るべく私もトライしてみた。するとあっさりと登る事が出来た。
シンプルに力技のムーブだったが、スタートからゴールまでを結ぶ一番の近道だと思われた。
昼飯を取りながら休息。夜勤明けで一睡もせずに参加したパイソン。その労を労う為に先生が用意したサンドイッチ。気づかれない様に横取りしながら午後からの予定を考えてみた。妖怪コンビはクラックが大好物。そうなるとお次はあれしかないと私の灰色の脳細胞が答えを導きだした。あの「山嵐」という割れ目だ。

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