日曜日は藤内。今回も野人先輩がお付き合いしてくれた。昨日からの、断続的な豪雨により岩は諦めていたが、上がってみれば何のこと、一壁にはすでに数パーティーが取付いていた。濡れ岩だけど好きな方はいるのね。ザックが重いと思っていたら、スズメガの幼虫がへばりついていた。私が情け容赦無く、指で弾いて飛ばしたら、先輩がすかさず拾い上げ、何処かの葉っぱにレスキューしていた。虫の心がわかる男、さすが野人。
私は「ヘルター・・」をやりたかったのだが、流石にクラックを触るまでに岩は乾いていなかったので、「モンキーフェイス」を触ってみることにした。約40年前に3K会の方々が開拓した、お猿の顔を辿る爽快なスラブフェース&下部はクラックのルート。最近ホールドが欠けてグレードがアップしたらしい。
岩肌は、乾いているような、そうでないような感じだったので、問答無用でTRとした。
始めのフレークホールドは甘いが少し登るとガバになる。カムはZ4紫、マスターカム#2,3あたりが良く効く。1ピン、2ピンとボルトにクリップすると、そこからが核心だ。
左上するフレークがホールドしにくく難しい。フットホールドは良いものがあるのだが、それを効かせるための手が悪い。そこを抜けても最後までけっこう厳しい。
私は何とかムーブが繋がるがどうかだったが、先輩はきっちりとムーブを完成させていた。「私には登れませんよ」とか何とか言っちゃて、流石の運動神経と身体能力だ。
今回は早上がりの予定だったので、片付け、昼飯後に「モンキーフェイス」を後にした。今度はリードしてみよう。
一壁におりると沢山のクライマーで賑わっていた。その中にはS崎ぱいせんのお姿もあった。「サイドホール」と「ブーメラン」の間に新しいルートを開拓中だった。齢70にして、子作りではなく、ルート作りに精を出す、尊敬すべき素晴らしいクライマーだ。
ルート名は「ルート70」、TRでは数回すべてが繋がったが、RPはまだなのだ、と教えてくれた。
気前よくTRを貸してくれたので、先輩とトライしてみたが、ものすごく難しく、下部で敗退するしかなかった。ぶら下がる二人を見て、S崎ぱいせんは嬉しそうだった。グレードは12のどこか。そりゃ難しい訳です。
賑わう藤内壁から裏道で下山。藤内小屋で水を飲み休憩していると、爽やかな風が通り過ぎていった。今の時期、小屋で夜寝る時は薄いかけ布団くらいが欲しいらしい。
生憎の天気だったが、素晴らしい岩と人のおかげで、十分楽しめた夏の一日でした。
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