かっぱクラック塾 in 第一岸壁 夏風は友達

 

 暑い夏だけど岩に挟まっていたいの。そんな願いをかなえるべく、かっぱ先生ファミリーと第一岸壁に行ってきた。

 今回は、先生、エリリン(パイソンから改名しました)、ウッチー、ともちゃんと私の5名だった。岩場は、気温も高かったが、台風の名残の風が入り、思ったより快適だった。

 先生が大汗をかきながら「直登」と「これなんですか」に、TRをセットしてくれたので、ウッチーと、ともちゃんと私はこれで練習することにした。

 「直登」は、この岩場のアップ用ルートとはいえ、上部クラックは私には難しいサイズ。TRでもヒーヒーと喘ぐルートだ。ウッチーはもう何年もこのルートを狙っているとの事だった。

 とりあえず1回づつ登ってみた。●山高原に別荘を建築中のウッチーは、大工仕事で前腕が太くなったらしく、上部クラックにバイセップジャムが効くと話してくれた。ウッチー棟梁ほど腕は太くないが、私も真似すると確かに効いてくれた。一つ発見した。ともちゃんは小柄な体格ながら余裕で登っていった。クライミングに対して真摯に向き合っているので、上達も早いのだろう。

 岩が熱くなる前に、棟梁は「直登」をリードでトライした。そしてその結果、何年にも心に貯めた情熱を放出する事が出来た。無事RP。おめでとうございます。




 お次は「これなんですか」。このルートは約40年前と約10年前に触った記憶がある。持久的な難しさはあるが、ハンド主体なので快適だった。風も吹きぬけて、体が夏色に染まった気がした。良いルートです。次回はリードしよう。

 先生とエリリンは「苔男」にトライしていた。短いが厳しいルートとの事。少し触ってみたが、核心が難し面白い。

 先生とエリリンは交互にトライしていたが、今日はエリリンに良い風が吹いたみたい。核心を越え、最後の抜けも魅せるクライミングで突破した。以前も登ってるらしいので、再RPかな。先生が「ウッキーッ」と悔しがっているのが面白かった。かっぱもお猿みたいに叫ぶのね。




 私が名張を訪れる理由の一つに、ワイドクラックの勉強がある。そこで今日の目標として「ゴールデンボンバー」にトライする事があった。5.8らしいが、良いワイドの練習になるとの事。やってみなければ分からない。大きなカムをぶら下げて、オンサイトトライをしてみた。がしかし、わずか2カム目で足を滑らせて腕がずる剥け、結果は悲しいかな速攻敗退だった。

 見かねた先生が、バトンタッチして、見事なテクニックで登ってくれた。先生曰く、「足をしっかり決めれば、ほとんど腕力はつかいませんよ」とのお話。TRでやってみたが、クラックに膝が入ってもロックする事が出来ず、体を上げていく事が出来ない。「ウッキーッ」だぜ。




 ここでも、ともちゃんは上手かった。TRだが足も綺麗にきめて登って行った。自身の課題は外足の使い方だそう。思わず尊敬してしまった。

 暑い中あれこれ遊んで夕方になった。先生とエリリンは、奥のルートを登って体中の水分を振り絞ったみたいで、荷物置き場に戻ってきた時には、干からびて10歳は年を取った様だった。

 駐車場に戻ると、外国のファミリーが、河原で水浴びをして遊んでいた。暑い暑い一日だった。

 今回も宿題課題がてんこ盛りとなったクライミングだった。中年老いやすく登成りがたし。

 塾生への八号の熱い夏は続く……。


 お付き合いいただいた皆様ありがとうございました。






 

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