休日晴天風強し。四太画伯の忘れ物、「ハミングバード」を回収したくて、稜線を越えて走った。11月に引っ越ししてしまう画伯への餞別というのもおかしいが、しっかりと登りましたよと伝えておきたかった。
今回はともちゃんがお付き合いしてくれた。
エリアは里山の中。1個だけ大岩があり、側面のスラブにボルトが打たれていた。
準備をして、まずともちゃんがリードトライした。最初から淀みのない登りでスルスルと上がっていった。3ピン目からが核心か?そこら辺りで少し悩んでいたが、そのままトップアウトした。ベリーグッドな登りだった。
お次は私。ヌンチャクをお借りして登った。乾いた岩肌が気持ちよくて気が付けば天辺に抜けていた。3ピン目からカンテを取る箇所が核心に感じた。
小気味よく楽しいルートだった。直上の「ハミングハード」はもっと強くなってからやりましょう。
スマホを見ると、ドラゴン入口が賑やかしい様子だったので、ハミングバードエリアから移動する事にした。
入口エリアに到着するとオールドさん、四太画伯、KBさんが岩と戯れていた。整備もさらに進み、初級課題も増えていた。会話を少し、以前ともちゃんはオールドさんの講習を受けた事があるらしかった。画伯の引っ越し準備に向かう3名と別れて、ボルダリングを楽しむ事にした。
なまくらロックで再アップしてから、「のっぺりドラゴンSD」にトライした。傾斜の強いスタート部のホールドを握ると、正にボルダリングをしている気持ちが高まる。腕力だけでは解決出来ない、足の使い方が大事だ。デットでカンテを叩くと、パンと心地よい音がした。これです、乾いた岩の音、快感です。下部ハングを抜けても、一手気の抜けない箇所があったが、何とか登る事が出来た。思わず声が出た、久しぶりにクライミングで興奮した。
次は秋雨岩の「ジェットストリーム」。カンテペシペシ課題でラインは明らか。まだ数登しかされていないので、少し掃除をしてトライした。スタートから微妙な難しさ、カンテ中間部のスローパー保持が肝だ。数トライしてみたが、スローパーで落ちてしまう。
難しさに悩んでいると、ともちゃんがヒントをくれた。「左足の使い方を工夫してみてはと…。」
なるへそ。何度目かのトライ、試しに左足の位置を変えてみると、スローパーを保持する事が出来た。そのままマッチしてガバへ手を飛ばした。これもマッチしてさらに右へトラバース。一番右端まで行かないとトップアウトが出来ない親切設計。最後は落ちそうになりながら何とか上に抜けた。気流に乗る事が出来たみたい。痺れました。
最後は徒然岩。この岩は見た目と違い、中々曲者だった。右カンテ登、正面フェース共に敗退。うなだれていると、ともちゃんが正面フェースを簡単そうに登ってしまった。「やはり奴はやるな…」
指も腕もよれているが、もう少し登りたかったので、最後の最後になまくらロック2の「マリリンステップ」を登って締めた。
いやはや疲れました。
駐車場への田んぼ道を歩いていると、前方に全身真っ赤の不審な男がいた。近づくと画伯だった。歩く私たちの写真を撮ってくれた。面白いおじさんのお顔を見れるのも、あと少し。
風が吹き雲が流れる。時が過ぎれば人も流れる。実りの秋は静かに通り過ぎながら、旅立ちの扉を開いていく。
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