つるつる渓谷 ロストワールド ちびっとだけ

 

 土曜日の雪の前、少しの期待を抱いて、つるつる渓谷のロストワールドへ行った。

 

 雪の残る森の中の岩は、緑色に染まり全滅。風の抜ける河原の岩に行こうにも、増水により渡渉も困難だった。

 何とか登れそうな最下流の岩へ到着して荷物を下ろした。唯一乾いている面は一か所だけ。


左端が今回のライン、右端も魅力的だが下地が悪すぎる


反対側にもちょっとそそられるラインがあるが、こちらは湿気で緑色に染まり、ただでさえプアフリクションなのに、何ともならない状態だった。


反対側、プアフリクションの王様。緑のマッシュルームみたい。


 乾いた面は以前に簡単Verで登っているが、今回は完全なシットスタートでトライすることにした。小さいが被った面に大きなホールドがあり、ちょっとダイナミックな雰囲気が感じられる。

 適当なアップの後にすぐさまトライ開始。背中面にある大岩が邪魔だが、そこは我慢する。ホールドを掴み見上げた空は、すでに雪雲が風に巻き始めていた。

 ぎこちない動きで探ってみると、一手目は右手飛ばし。そこで耐えて二手目の左手を出すのが少し難しい。何度かやってみると左ヒールフックが有効な事に気が付いた。二手目も成功。そこから目前のリップに手を飛ばすのが、またまた難しい。いやいやこのムーブは大昔に簡単Verで出来たはず? 短いレストを入れながら考えていると、ついに雪が降り始めた。

 止むか止まないかと思っているうちに、雪は本降りになってしまった。岩に触れたのは1時間あるかないか、このまま帰るのは癪なので、周辺の岩を探索することにした。

 河原の岩はないが、川岸に少し期待出来そうな岩があった。多分、以前に見ているはずだが、亀の甲より年の劫で何とか楽しめそうな気もする。ただ岩が脆そうなのと苔がウルトラ繁茂しているので、開拓には結構苦労しそうだ。



この苔スラブを上まで掃除すれば?

 結局装備はベッタリと濡れてしまった。今年最後のクライミングがこんなのとは、なんともはやである。

 しかし、岩には罪は無い、懲りない私が悪いのよ。開拓四畳半クライマーの道は来年も続くのだ。 









 

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