梶賀の岩場 割れたリポD

 

 新年クライミング初めは、梶賀の岩場。カッパ先生チームに混ぜてもらい現場まで。

 今日も路肩駐車スペースは満車で、先生の高級ディーゼル車は離れたスペースに停めるしかなかった。

 岩場に到着すると陽光サンサンで、すぐにテイクオフパッチタイム。やはり尾鷲は暖かいです。




 ハーネスなどを装着していると、先生が「あああああ」と嘆きの声をあげた。どうやら命の綱のリポDがザックの中で割れてしまっていた様だった。この世の終わりの様に涙する先生を見ながら、そういえば、先生のザックの中にリポDが入っていると思わしき袋を入れたのは私。やっちまったのは俺か…と思ったりもしたが、黙っていれば分からないだろうと二枚貝の様にだんまりする事にした。

 現場には私たちのほかに4パーティほど。アルパイン系、フリー系と様々で、ここのルートの多様性を表していた。

 数日前から左ひじに違和感を感じていたので、易しいルートでクライミングを楽しむ事にした。「梶賀入門」「梶賀トンネル」「もんた」を登ったが、何れも楽しいルートだった。

「入門」は左の岩に立てば5.7くらいかもしれないが、使いわずに登ると考えさせられて思わず満足する。「トンネル」はガバの豊富なチムニーから豪快なムーブでテラスへ、上部は広めのハンドクラックで、あー幸せ気分。「もんた」はスタートが滑りそうで嫌らしくてベリーグッド、グレードを鵜呑みにして取り付くと軽くしっぺ返しされそう。下地がゴロタなのでお気をつけなされや。




 先生は「どんぎつね」と「潮騒のメモリー」を頑張っていた。両ルート共に、以前に軽く登っている先生だが、今日はリポD切れで頭のお皿が乾いてしまい、何時もの変態的粘りがなかった。ほうれん草切れのポパイ、リポDのないカッパ先生、メカの素のないヤッターワンなのだ。たとえが古いのは許して下さい。




 「どんぎつね」は他の同行者もやっていたが、どうも苦手な動きらしく苦戦していた。私にもやればとの言葉もいただいたが、目から、はまれ光線が出ていたのでやめておいた。ステミング=捨て身ingと脳内変換してしまった。

 最後に先生が「ジェットボイラー」にTRをセットしてくれたので、またやってみた。今日は岩が良く乾いているのに、前回と同様に無様な登りしか出来なかった。岩がどうのこうのではなく下手なのね。先生の感想では「潮騒のメモリー」と、そう変わらないグレード感で、ムーブは「潮騒」の方が素直との事だった。うーん、またまた長い宿題になりそうだ。

 合間に、今回も憧れの「デーィプシー」を下から眺めてみた。相変わらずカッコ良かった。簡単には登れないだろうが、挑戦しなければ前には進まない。新春から悩みの多いお年頃だ。

 帰りの高速は久しぶりの大渋滞だった。途中から下道に逃げて何とか帰宅した。


 新年一発目のクライミングも、おかげさまでとても楽しく岩と戯れることが出来た。今年も沢山の果実を得る事は出来ないだろうが、充実という果汁の溢れる実をほんの少しでも手にしたい。

 皆様本年もよろしくお願いいたします。









 

 

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