午後からはサニーサイドへ移動した。
駐車場には何台も車が止まっていたが、サニーサイドは貸し切りだった。しかも岩は完璧にドライな状態だった。
まず、私の希望で「だんだん」へトライさせてもらった。この岩場の入門ルートの一つだが、昨夏にオンサイトトライしてテンションを入れてしまった曰くがある。
先生のビレーでテイクオフ。ワイドクラックだが、側壁などにホールドが豊富なのでありがたい。午前の「ホタル…」の贅沢アップの影響で前腕にすぐ張りがきたが、棚状テラスも沢山あるのでレストを入れながら登った。
最後の部分も秘密兵器のキャメロット#7をセットしてクリアし、終了点にクリップすることが出来た。
ロワーダウンして取付きに戻ると、先生から一言「あまりクラックに入らなかったデスネ」
ウウ岩の弱点を突いて登ったつもりが、自分の弱点もさらけ出してしまったのね。ワイドなんて触る機会があまりないので、いつまでも苦手意識がある。いやクライミング全般が苦手かもしれない。
一息ついてその次、カッパ先生が「ジュマンジ」を登り、TRをセットしてくれたので登らせてもらった。これまた初心者向けルートらしいが、上部のワイドハンドが私には難しい。今回は腕をずっぽり入れる作戦をしたが、今までで一番感触が良かった。このルートは過去に極地法的リードは行った事はあるが、次回は下から普通にリードトライしてみよう。途中ロックした肘が抜けなくなって焦りました。現在青あざになっています。
この岩場は落葉樹が多い様で、裸木立の隙間から光線が降り注ぎ、場所によってはまぶしいくらいの明るさだった。車道から聞こえる騒音が興ざめだが、輝く岩と深く刻まれたクラックの印影はちょっとしたアートだ。
カッパ相棒は寒さからか、「ホタル…」の無理やりリードの反動からか、日向で丸まって完璧レスト状態になってしまった。反対に先生は元気が満ちてきたようで、「もいちも良いルートなので登ってみましよう」とギアを準備し始めた。太陽が降り注いできたので、頭の皿が発電しだしたか。
「もいち」はフェースに走る綺麗なクラックで、見ただけで登攀欲があふれ出す。先生のビレーをしながら、ルートの観察をしてみたが、美しいだけに中々の手ごわさに見えた。
久しぶりなのでルートの詳細は忘れてしまったと言いながら、先生は危なげなく登ってしまった。
セットしていただいたロープを使い登ってみた。スタートのワイド部も左壁のホールドを見ていなかったので早速テンション。左壁を使うと楽になった。そこからテラスに這い上がる。テラスの上は広がったクラックが閉じてしまい、リードならプロテクションのセットに気を使うと思われる。ここからシンハンドジャムをきめるまでのムーブがかなり難しかった。しっかりと効くジャムから乏しいホールドを使ってのクライミングのギャップに悶えた。ハンドがきまるとほっと一息、そこから終了点までは比較的容易になった。
ヘロヘロになって下降すると「良いルートでしょう、何時かは登るぜこの野郎リードリストに入れておいて下さいネ」と先生の声。まったくもっておっしゃる通りです。これで10aとはまいりました。30mあるし、登りごたえ十分です。
朝方の雨もどこえやら、久しぶりの名張で一日中登りとても充実出来た。今回もカッパ先生ペアにはお世話になった。
別れしな礼を言うと、カッパ相棒から「今度は体で返してもらうからネ」と釘を刺された。
おじさん、今からドキドキです。
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