トモ先輩と大鳥居へ行った。
岩場には先行の1パーティが登っていた。晴れの予報だったが、西の山が薄く霞んでいた。花粉か時雨か。
まず「オリジナル」でアップした。トモ先輩も同じく。
次に「杉の木よ永遠に」にトライ。トラッドverもあるらしいのでカム満載で臨んでみたが、取り付いてみてすぐに失敗したと思った。クラックはあるが、きめる箇所はかなり細いサイズ。ムーブもレイバックになる。少し悩んであえなくボルトにクリップした。仕切り直して再トライ。レイバック自体はガバなので悪くないが、2ピン目にクリップするのが難しかった。また少し悩んで取り付きにおりた。
不甲斐ない私を見て、先輩が「私が行っちゃって良いかな」とリードを交代してくれた。過去に登っているとの事だったが、顔は鬼の形相(失礼、乙女の形相)で鬼トモ先輩にモードチェンジ。私の使わなかったホールドも使い、2ピン目へのクリップを試みる。しかしあれこれ頑張ったが、スリップしてフォールした。グランドギリギリだったので、心配したが幸いに怪我もなかった。
私ならゲンナリしてすぐに諦めるが、鬼トモ先輩はハートが違う。すぐさま再トライを開始、クラック右のリップとフェースを上手く使い、2回目で懸案箇所もクリアしていった。
その後TRで私も登ったが、とても厳しかった。3ピン目下もバランシーで渋い。まいりました。
エネルギー充填後、「信楽街道」にトライした。鬼トモはスラブ出口で1テン入ったが、悪くない登りで流石。私はスラブが怖いので左寄りに登ってしまい、先輩から「左に寄りすぎジャン」とご指摘を受けてしまった。「君はキープレフトを知らないのか、道交法ではクライマーも車もキープレフトが基本だよ」と言い返したかったが、生まれたての小鹿の足状態ではそれも出来ず、頑張って2テンで終了点へ抜けた。
そのまま「mental tester」にTRを張った。この前はレイバックばかりでムーブも何も無かったが、今回は少しマシな登りになった様な気がした。テーピングは人差し指だけが良いみたい。鬼トモ先輩もテンションをかけながらも上まで抜けていった。これまた前回よりも良い出来。晩御飯前のおやつを止め(1Kg痩せたらしい)、一人、夜の公園で懸垂をする努力が実を結んでいるのだろう。涙がチョチョ切れるゼ。
お次に「四度目の青春」をリードしたが、核心のあと一歩を忘れてしまい1テンいれてしまった。残念だった。
山を霞ませていた雲が岩場まで流れてきたようで小雨がぱらつき始めた。時間も夕刻になったので、最後に「コブラツイスト」を登った。先輩が淀みの無いムーブで登り、TRをセットしてくれた。
濡れだした岩に涙していると「トップロープじゃん、気にしない気にしない」と鬼トモの声。「お前は一休さんか」と言いたかったが、その声も出ず。このルートも難しかったです。一休さんは「慌てない慌てない」だったと後から気が付いた。
雨が本降りになってきたので、急いで下山していると、鬼トモ先輩が足を滑らせて掌に怪我をしてしまった。
出血もあり、打ち身もある様な怪我だったので、簡単な手当をしてから帰路についた。
利き手側だし「仕事に支障があるんじゃないか」と私が問うと、「仕事なんて包帯グルグル巻きにすればしなくてすむけど、痛いと肝心のクライミングができないじゃん」と先輩が返事をくれた。
「アレ、そっちなの」私は自分が如何に一般ピーポーであるかと思い知らされた。クライマーとは業の深い生き物なのね。
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