夜明けから風が吹き始めた。歩いていると汗ばむが、登攀の準備をしていると寒さで指先がしびれて胴震いがしてくる。
今日は単独なのでソロリードで登る事も目的の一つにした。怖いので頻繁にはソロリードはしないが、何もかも一人で行わなければいけない代わりに、異様な充実感がある事も確か。
まず「二の腕クラック」をリードしてみた。グリグリとマイトラの組み合わせで登るのは今回で2回目。ショックアブソーバーを含めたアンカーのセットとか考えなければいけない事が多数ある。手では覚えておらず考えなければ出来ない。
そうこうしてようやくクライミングスタート。いつもは台座状にエイヤッとあがるのだが、クラック内部に入り込んでワイドっぽくグネグネと登った。いつもは使わないキャメ#6もセットした。
ロープの手繰りに手間取り途中でクライムダウンした。久しぶりなのでマイトラの使い方やら何だかとても大変。
仕切りなおして終了点まで抜けた。
懸垂で降りて登り返し。いつもは登行器を使うのだが、グリグリとマイトラで登り返してみた。これまた初めてなので手こずった。
1本登って大変疲れました。
1Fに移動してTRで「ラストスイーツ」の練習をした。岩はパリパリだけどハング越えのムーブは厳しい。テンションまみれで3回登ったら滅茶苦茶疲れた。初登者の魂とか束子を感じる良いルートです。
昼頃になると風も止み、少し暖かくなった。取付きでラーメンなどで優雅なランチをいただいた。砦岩でもこの場所だけが落葉樹に囲まれており、青空の下に黄色の天幕を広げた様だ。木々越しに錦に色づいた対岸の尾根を眺める。
謎道へトラバースして「ハレルヤ」へ移動した。#6を使うので瑞浪の「アームロック・」と比べてみたい気持ちがあった。
アンカーを作り#6,7をぶら下げてクラックに身を入れた。話には聞いていたがソロでのワイドはとても登りにくい。腹の前にグリグリがあり、ロープの手繰りだしが難しいと言うか出来ない。ジタバタして結局#6にぶら下がった。ついでにロープで鼻を打って意気消沈した。
TRに切り替えて1回登ってみたが、大変滅茶苦茶+α疲れました。「ハレルヤ」は5.8のグレードを付けていたけれどもう少し難しいかもしれない。「アームロック・」の様に綺麗なクラックではなく内部はガザガザの鮫肌だが御在所では貴重な1本だと思う。
よい時間になったのでヘロヘロで下山をした。歩き出すと右ひざに軽い痛みが出始めた。深く曲げると痛い。クライミングもヨタヨタだが歩きまでもヨタヨタになってしまった。
首、腰の痛みに加えて膝も痛めてしまった。華麗なクライミングは遠い夢。加齢なクライミングが現実の問題である。
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