名張。今日は開拓王が拓いた某ランドへお邪魔した。同行の鬼トモ先輩は以前に開拓王のアテンドでこの岩場で登った事があり、好印象だったの事。初心者にはうってつけの岩場らしい。
岩場までの山道の足元には、所々小さな赤紫の花を見ることが出来た。かわいいスミレの花だった。健気に咲く花に、初めての岩へ立ち向かう勇気を貰った。(大袈裟)
ひと汗で岩場へ到着。準備をしていざクライミング開始。この岩場のクラックはグレードが5.7が1本、5.8が6本、10aが2本、11dが1本ある。名張のグレードは私には辛いので気を付けたいところだが、未知のクラックにジャムしたい誘惑に負けてオンサイトで取り付いてみた。
1本目のクラックはスタートが少ししんどく、最後も難しい。テンション&敗退。涙目になってしまったのは花粉のせいだけではありません。腕もパンパン。残したカムとロープを使い先輩が終了点まで抜けてクリーニング。核心は私とは全く違うムーブだった。うーん勉強になるな。
小休止の後もう一度トライした。自分で言うのもなんだが身体も良く動き、余裕を持って登ることが出来た。やはりアップが大切であるな。このクラック言われてみればEGなのかな。
昼飯前に違うルートを先輩がオンサイトトライした。微妙なダブルクラックでジャムも効きにくいらしい。グレードでは表せない難しさなのか。こちらが思わず心配するぐらい喘ぐ喘ぐ喘いで完登した。先輩の偉いところは安易にテンションをしないところだ。テンショナーの私とは大分に違う。ルート名はエサ取りで有名な魚。肝を醤油に溶かすと美味しいぞ。
ランチ後はエリア一番手前にあるオープンブックのコーナークラックにトライ。限定はないので左壁も使い高度を上げる。途中のテラスまでは#0.75~3を使った。テラス上はクラックが広がるので#4~6を使う。1か所リービを使ったがよく探せばホールドもある。あれ珍し完登かと思ったらホールドにした握りこぶし大の岩が欠けてしまった。人生そんなものさでテンションした。まだ砂っぽいが良いクラックです。
テラス上から右へ派生するクラックもある。こちらはハンドからシンハンドサイズ。爽快なムーブで油断出来ない抜けをこなす。これも良いよ~。ルート名は最近は防犯にも使われる武具の名前。美女にならこれで抑え込まれてもヨロコビかも。
最後に右ルートを先輩がフラッシュでトライした。下部は余裕。上部も左壁を使わない未来を見据えたトライ。偉いなー君は。そして核心では胃が裏返るのではと心配するぐらいの喘ぎ声で大奮闘。私も花粉と砂の涙を堪えながら手に汗を握りビレーした。結果は残念ながらワンテンで終了点へ。抜けのあられもないムーブもグッドでした。
十分遊んで下山の時間になった。時計を見なくても、腹時計と太陽の傾き方である程度時刻が分かるさりげない大人です。
急峻な尾根道を下る時にもスミレを踏まないように気をつけた。スミレに割れ目でレレレノレ。頭の中で韻を踏んでラップして歩いた。
車道に戻ると偶然に開拓王のN森さんと遭遇した。仕事の合間に岩場を偵察していたらしい。素敵な岩場開拓の礼を言いつつ、仕事を首にならないか少し心配だった。
某ランドは名張初心者にはうってつけの岩場だった。夏は暑いらしいが、しばらくはここで練習して力を蓄えるのも良いかもしれない。
名張の奥深さと開拓クライマーの矜持を感じた花粉嵐の日だった。帰路、夕日のダム湖に盛りの桜が美しかった。
鼻をかみすぎて鼻の下が痛いのでワセリンを鼻の下に塗って寝ました。これ以上鼻の下が伸びたらどうしましょう。
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