レッラゴー 瑞牆&小川山 DAY2

 

 日曜日は何度か目が覚めては寝てを繰り返し、鳥の鳴き声と共に朝4時にお目覚め。




 買い置きのパンを食べてから、アイランド先輩から火を借り、バーナーでコーヒーとスープを温めて飲んだ。

 各々準備が済んだら目的の岩場へゴー。最新のガイドブックを見ているのに何故か道迷いをしながら親指岩へ到着した。

 ここには2本の素晴らしいクラックがある。おそらく日本一有名なクラック「小川山レイバック」は約40年前に登った事があるが、その反対側にある「クレージージャム」は今日初めて見ることが出来た。このクラックが今回の合宿の目的だった。なんて美しいクラックというのが初見の感想。人気ルートなのもうなずける。これを見て登りたがらないクラッククライマーはいないだろう。

 私たちが到着した時は誰もいなかったが、準備をしているうちに沢山の人が上がってきた。その中には御在所などでよく合うA子嬢率いるパーティーもいて驚いた。

 とりあえず「小川山レイバック」を1P+2Pとアップで登り、そのまま岩頭まで到達、「クレージージャム」にTRを張る計画にした。

 私と鬼海苔先輩がペアで登り「クレージー」にTRをセット、鬼トモ先輩はアイランド先輩のビレーで1P目だけ登る。




 「レイバック」1P目は快適はハンドクラックで楽しい。フォローの鬼海苔先輩も余裕で登ってきた。2P目は最初簡単だがノープロのスラブでビビった。そしてそこからのフェースで迷った。一番左を登ると聞いていたがそこを登ることが出来ない。細かいカチを拾うのだろうがやはり出来ない。とりあえず1P目終了点からここまで鬼海苔先輩に上がってきてもらった。ここなんですがと鬼海苔先輩に示すと「よし俺が行く」と一言。数回のトライであっさり終了点まで抜けていった。逞しいゾ。それに引き換え、わたくし、恥ずかしながらここのフェースはゴボウで逃げてしまいました。

 岩塔の天辺は良い景色。TRをセットしながら風を感じる。山肌を飾る木々は何時もの御在所とは違うな。秋になればこれまた絶景なんだろう。

 懸垂で取り付きに戻り、買い過ぎた菓子パンで昼飯を食べた。朝飯とほぼ同じでござる。

 「クレージー」に戻ると女性のクライマーが懸命にリードトライをしていた。手が小さい人には上部が厳しいとの話を聞く。何度も繰り返し挑戦する姿に胸が熱くなった。

 私たちの番になったのでTRでまず鬼トモ、次に鬼海苔先輩が登った。鬼トモ先輩はカムを入れる練習をしながら。スタートムーブの強度が高く苦しむ。か弱い女性には厳しいのである。荒い呼吸のまま上まで抜けた。鬼海苔先輩もスタートで苦しみ、上部でも苦しんでいた。か弱い女性には厳しいのである。二人ともこのルートは過去に触ったことがあるとの事だったが、やはり、か弱い女性には厳しいのだなウンウン。

 最後に私。一応腰にカムをぶら下げたが、ジャムをきめる事に気を取られてセットする事も出来ず。下部のムーブは1回で解決できたが、上部でテンションを入れてしまった。ワイド部で左手をいかに休ませるかが私のキーポイントになる事が分かった。レストの為にも右足の使い方をもっと上手くする必要がある。3テンションで抜けて取り付きに戻ったが、汗だくで肩で息をしなければいけないぐらいに疲労してしまった。




 私の拙い経験では御在所「モンキーバック」より難しく、瑞浪「ゆうことやよい」より簡単に感じた。ただ何と言っても美しいクラックである事には違いない。この姿だけでご飯3杯はいける。

 私たちの後に順番待ちをしていたのは、昨日お邪魔したカラファテの若い店員さんだった。チャーミングな外国女性と一緒だった。

 この若い方のクライミングが凄かった。スタートすると、ものの3分ぐらいで終了点まで抜けていってしまった。しかもプロテクションは3か所ほどトライカムで取っただけ。私たち3人とも呆けた様に見とれてしまった。ロワーダウン後に少し話を伺うと、ハンドクラック部分ではまず落ちない確信があるとの事だった。ハンドでも余裕で落ちる私には驚き桃ノ木山椒の木でした。

 「クレイジージャム」に来てよかった。前述の女性クライマーの懸命なトライも良かったし、若者の散歩するような登りも良かった。どちらにしてもクライミングを真剣に楽しんでいることが感じられた。さあそれを見て君はどうするどう登る。

 幸いにも雨が降る事もなく二日間のプチ合宿は終わった。久しぶりの訪問だったがやはり瑞牆も小川山もとても素晴らしいクライミングエリアだった。

 そうそう訪れる事は出来ないが、また来たいし、また来るわよ、と陸王号に揺られながら淡く願った。

 誘ってくれた両鬼先輩ありがとうございます。アイランド先輩もビールとビレー、サンキューでした。








 



 

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