またも横山。朝到着すると雨上がりなのに岩は乾いていた。
誰もいないかと思っていたら、「柵越え」を一人頑張っている青年が一人。(あとから筋肉弟と命名)
今日は風が強くとても寒い日。しつこい夏にサヨナラを言った後、振り返るとそこには冬が僕を待っていた。
「初級スラブ」「ワンツースリー」など登って体を温めていると、クマちゃんナオちゃんが到着した。
二人はオールドさんから課題のグレードを確かめる密命を受けているらしく、アップ代わりにあれこれ登って「6級」「4級」などと査定をしていた。私の登れれば全部4級とはかなり違う、ちゃんとしてます。
査定作業に忙しい二人とは別に岩と遊ぶ。「ワンツースリー」のシットスタートでホールドを取りそこない、マットの上で死んだカメムシムーブで悶絶していると、岩の上からナオちゃんが慈母の目で見ていてくれた。
普通の物語ならば起承転結があるのだが、いきなり結がくるのがクマゴロウストーリーの凄いところ。前回プレ完成した「アンドロイドの逆襲」をさらにブラッシュアップさせた「シン・アンドロイドの逆襲」をあっさり完登してくれた。ホールドを限定して難度もアップ、抜けも「ブラック&ホワイト」ですっきりと岩頭へ。いやはや大したもんです。
「ピョン」のロースタートもやってみた。クマナオは登ったが、私はここでも死んだカメムシムーブを炸裂させてしまった。いつの間にか私の背中は地面と仲良しこよしになっていたのである。
昼になったので陽だまりでランチ。ナオちゃんが突き指をした悲しみと怒りを切々訴える中、クマはラーメンに夢中だった。
ランチの後は「ステルス」へ移動した。
この課題はとても難しく私はスタートさえ出来ないが、少し離れた場所にポツンと転がる岩には何か訴えかけてくるものがある。
以前も登っているクマちゃんは数回のトライでリピート完了。スローパーのとらえ方などを緻密に考えるところなどは、ただのパワークライマーでない。計算も出来る筋肉である。
ナオちゃんもスタートはあっさりと出来て、左スローパーを取る箇所まではいっていた。やるなーと正直な感想。
私はというと初めは尻も浮かなかったが、マット2枚重ねの術を使い、スタートから一手を取るところまでは行けた。自分としては大いなる進歩である。トライしている時にナオちゃんが「ムーブの歌」を歌ってくれたが、ヤゴゲルゲの子守歌並みにハートに刺さりました。
その後はクマちゃんの「ノックは無用」ロングVerのトライを見学。この課題でも計算する筋肉は余裕の動きを見せてくれた。
私は最後にノーマル「アンドロイド」にトライ。今日の好条件からか二手目保持の確立も上がってきた。ナオちゃんもトライ、あわや一撃出来そうな勢いの登りを見せてくれた。クマゴロウだけではなく芋汁娘も強いわ。
朝に「柵越え」にトライしていた青年が反対側の岩の課題にトライしていて、何気にスポットに協力してくれた。その恩返しとばかりクマちゃんが青年にアドバイスをしていた。二人とも腕の筋肉が尋常ではなく太いので、公園兄弟、筋肉兄と筋肉弟と密かに呼ぶようになったのはここだけの話。
愉快な公園DAYはあっという間に過ぎ去り、夕暮れも近くなった。駐車場で二人と別れて闇に包まれた山を越えて家に戻った。
1日ボルダリングすると私の身体はかなりのダメージを受けてしまう。それでもクライミングは楽しい。横山にはあまり気が向かなかったが、改めてその多様性に気が付いた。
仲間と登るも良し一人で登るも良し、また公園で過ごす日が増えそうだ。
コメント
コメントを投稿