タニソコニツドウ

 

 朝から病院で中性脂肪が高いと注意をされた。毎月通院するごとに言われるが食生活の改善ではどうにもならない。筋肉と収入はそうそう増えないが、薬の量は加齢と共に増えていく。

 そんなペールブルーな気持ちと共に今週も谷底のクレージーへ。

 到着すると既に準備万端な面々がいた。クマナオペアにO型神奈川ペアの4名だった。

 まずクマちゃんが「リアルゴールド」をリードして、同ルートと「クレイジー…」にTRをセットした。O型さんは回り込んで左壁P用のTRをセット。O型さん高級マムートロープをTR用に差し出す中々剛毅な人だ。

 私は「リアルゴールド」をリードで登ってみた。先週さんざん触っているのでムーブは分かっていたが、新たな土塊や岩くずがルートに入り込んでおり、新鮮気分?で登る事が出来た。

 今日も岩場貸し切りなので、皆さん思いっきり好き放題登って遊んでいた。




 クマちゃんは左P(ReReRe)のダイレクトスタートの可能性を模索。初めは低かった可能性をそのパワーで引き寄せていった。とんでもないムーブからとんでもないムーブへ…いやところどころは飛んでいたかも。左Pは私には手が届かない難度だが、その素晴らしさはクマちゃんの笑顔で良く分かった。




 ナオ姫は「リアルゴールド」と「クレイジー…」をTRで。ほぼお初のクラックだが「クレイジー…」も諦めることなく最後まで登っていったのにはびっくりした。ボルダーでかなり強いのは知っていたが、クラックにも才能ありだ。萌えるぜ姫。




 O型さんと神奈川さんも「リアル…」「クレイジー…」を交互に仲良く登っていた。神奈川さんはクライミングを始めたばかりで「あまり登れない」と嘆いていたが、神奈川から単騎この谷底まで走ってくる、やる気気力体力があるので続けていれば上達すると思います。

 昼飯後に気持ちを入れて「クレイジー…」をリードトライした。先週は途中敗退だったのでテン山もりでも終了点に抜けたいとクラックにジャムをした。下部は問題ないが、やはり核心がつらい。力を抜くと手が抜ける恐怖もあるので必要以上に力が入ってしまう。引き付けとフィストジャムで核心を抜けた…と思ったところで落ちた。そしてカムが抜けた。初めての経験だった。問題なくセットしたつもりだったが甘かったのか。このクラックの話をカッパ先生にした時に「硬くて滑らかな岩ならばカム抜けに注意しなければいけません」と妖怪語で話してくれたのだが、こういう事だったのか。

 クマちゃんのナイスビレーと1個下のカムで止まったが、くやしさと未熟さがない交ぜになった気持ちに覆われたしまった。

 その後TRで登ってみたが、余裕には程遠い登りにしかならなかった。もう少し練習しなければあの終了点は近づきそうにない。

 左PもTRで触ってみたがスタートから強烈だが面白いムーブだった。二手目の遠いホールドをキャッチ出来ず諦めたが、クマちゃん曰くその先が第一関門だそうだ。レストムーブで12クラスだそうである。意味わからんポンチキチンだ。

 左Pの更に左の壁も傾斜は増すもののホールドが確認出来るので可能性はあるかもしれない。お楽しみは続く。

 皆さんたらふく登って、気がつけば夕方近く。装備を片付けて林道に復帰した頃には、暗くなり始めていた。

 宿題ばかり貯まる思うようにならないクライミングライフだが、楽しむ気持ちだけは持ち続けていたい。「クレイジー・・とはもう少し長いお付き合いになりそうだ」まずはピンクポイントでの完登を目指そう。

 今年もあとわずか、街を歩きながらムーブの練習をしていると、襟元をかすめる冷た風に我に返る今日この頃である。


















 

 

 

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