ドラゴン道場へ新アプローチから行ってきた。今回はナオミンが付き合ってくれた。
暁の広場の駐車場から階段の急登を登る。いきなりなので息が切れたが、頑張れば里を一望する素敵な眺めが待っていてくれた。
道場へは今までとは逆方向から入りこむかたちだった。歩いていると暖かかったが、クライミングの準備をしているとものすごく寒くなってきた。
簡単な「スネークダイク」でアップしてみたが、岩が冷たすぎてホールドを握っているのか鼻をつまんでいるのか分からないぐらいだった。TRをセットしてナオミンの順番だったが、岩の下は風が抜けるので体温をかなり奪われたらしく、すでにバカ殿モードになりかけだった。
お次はチョックストーンを右から登るルート。寒すぎるのでこれは初めからTRでトライ。ネタが分かってしまえばなるほどのルートだった。難しくはないが面白かった。ナオミンは登りながらブツブツと呟いていた「君ともう少し早く出会っていたかった」などなど。どうやらナイスホールドに語り掛けている様だった。かなり面白い人であることにこの時、気が付いた。
2本登ればもう昼過ぎだった。ナオミンがマットを背負ってきてくれたので、マットに座ってランチを食べた。
私がラーメンやコーヒーで暖を取っていると、冷たいおにぎりを食べている同行者から羨まし気な視線がレーザー光線の様に横面に突き刺さってきた。後が怖いので微笑みながらシェアをした事は言うまでもない。
昼一は「セレニティークラック」を登った。私は何回か登っているが、クラックはほとんど未経験のナオミンにとってはとても良い練習になると思われた。折角なのでテーピングの仕方も伝えた。私なりのやり方なので正解ではないかもしれないが、テクニックの一つとして覚えておいて損は無いはず。(このテーピングが後から悲劇を生む)
カムも持ってきたのでリードで登ったが、寒すぎて身体が動かずに今までで一番難しく感じた。
TRに切り替えてナオミンが登った。シンハンドサイズのクラックは中々手強いらしく「二歩進んで三歩下がるや」などとブツブツと呟きながら登っていた。それでは登っているのではなく下っている事になるのでは返すと「それが人生や」とおっしゃっていた。人生の深淵も覗くクライミング、なんて奥深いのでしょう。
最後に私は「マニアック」をTRで登り、ナオミンは「セレニティークラック」をTRで2回登って本日のクライミングは終了とした。時刻は16時をまわっていた。寒いながらよく遊んだ。
片付けをしていると横から悲鳴が聞こえてきた。テーピングを剥がそうと、わめくナオミンの声だった。何故かわからないが彼女の手にはテープがよく引っ付くみたいだった。「痛い痛い」と言いながらゆーっくり剝がすので、思いっきり引きはがしてやろうかと手を出すと「やめれ~」と真剣に断られました。チッと心の中で舌打ちしたのはここだけの話。
帰路は以前のアプローチから駐車場へ戻った。こちらからの方が距離は長いが心臓には優しい感じ。集落の中を少しだけ歩くのも趣が変わって面白かった。
寒さに震えた一日だったが愉快な同行者のおかげで楽しく過ごすことが出来た。感謝です。
今まで㊙ぽかったドラゴン道場だが、オールドさんの働きかけで地元を巻き込んだ新たな動きな中にあるようだ。
ルートは易しめだが、ボルダー課題は中々に厳しい。里を見下ろす眺めもアクセントになっている。小粒だが素敵なエリアに感謝です。






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