東の河原 イルカに乗れたり乗れなかったり

 

 10年ぶりくらいに東の河原でボルダリング。

 ここが「明日に掛ける橋」、ここが発電所エリアの入り口と同行のクマとナオに説明をしながら長い林道歩きをこなした。

 メインエリアへは増水した川を渡るの必要があったが、マットを背負っていてはバランスが悪かった。

 クマナオには申し訳ないが、課題もグレードも殆ど忘れてしまっていたので、ここらに難しい課題があったはずなどの超適当な説明でお茶を濁した。

 天気は晴れで日陰の無い河原は暑かった。

 社長業の激務で人相の変わったクマも、体調不良で常時変顔のナオもあまりガツガツしていなかったので、唯一私が覚えていた「イルカに乗った少年」にトライする事になった。

 岩を触るとスイッチが入る二人はマシンガントライを開始。クマは汗まみれの汗ダルマになり果てた。上裸になるとヘラクレスの様な肉体があらわになり、南米某国のギャングが岩を登っているみたい。ナオは手ぬぐいでほっかむりをして、もう何者か分からない。ねずみ小僧かドジョウすくいの旦那かあんたは誰。




 二人のマシンガントライの合間に、私も水鉄砲的なトライしてみるが、イルカは拒絶反応をしめすのみ。クマは強打しまくった左の脛がコブで大きく盛り上がってしまった。

 そんな中でナオが上手い足使いでイルカに乗りかけた。「おおっ」と期待の声が上がる中、上手く右足でスラブ面に立ち込み見事にイルカにライドオンしてしまった。結局、イルカに乗れたのはナオのみ。以前から思っていたが、この人、身体のコントロールが上手だ。




 足を流れにつけていると太陽があってもとても心地が良い。こんな事が出来るのもこの場所ならではでしょうか。クマの脛コブもアイシング作用で炎症も治まったようだ。




 天気は途中で小雨がパラついたが、その後はまたも晴れに転じた。空気が変わったのか小さな蜂が飛び回ったりした。横を見れば気の早い夏がそこにいるようだ。

 その後もイルカの左面のスラブを登ったりして遊んだ。スラブは何とか全員登れました。



 私の歯医者の予約が夕方にあるので、早めに撤収をした。帰りの林道も長かったが下りなので少しは楽。

 車に戻るとナオは突然の機能停止に陥り、クマはヘラクレスヌードショーを始めだした。

 最初から最後まで何が起こるか分からない灼熱の珍道中DAYだった。

 東の河原はやはり良い場所だった。木の下にハンモックを吊って、苔にまみれたボルダーを掃除し登る。そんな気だるい夏の日がそこにあるかもしれない。


















 

 

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