初めての定光寺の岩場。クマナオペアのお尻にぶら下がり連れて行ってもらった。
廃墟の駐車場に車を停めると岩場はすぐそこ。
二人から聞いていた主(ぬし)はすでにスタンバイされていた。まずご挨拶からスタートさ。
ここの岩場は3回目のクマゴロウは「セブンイレブン」にリードトライするという。そうするとナオミンはビレーになるので………と考えていると岩場の左端にセットされているロープが目に留まった。
主がセットした固定ロープだった。私はいつもアッセンダーを持っている。単独が多い私の友達はアッセンダーとたまにグリグリ。そろそろ二つに名前を付けようかとも思ったりしている。
なので主ロープを借りてソロTRで登って遊んだ。入門用とはいえ傾斜も強く慣れない岩質なのでテンションまるけ主ロープにぶら下がるぶら下がる。「そのロープ9mmだから…エーデルワイスの」と主は教えてくれる。「そーですかそれは良いロープですね~9mmだから伸びますね~」と私は答えながらぶら下がりまくる。そうどうせ他人のロープだもの。
岩場は風が抜けず、気温も高く動くと汗が噴き出る。空調服で汗を引かせながらクマゴロウは登る機会を探していた。ブォーとファンの音に、ズビーとナオミンが鼻をかむ音。その時ばかりは主ラジヲのBGMも聞こえなくなった。
昼を過ぎると岩が陰になってきた。機は熟した。クマゴロウが「セブンイレブン」にトライした。私は岩の天辺から見ているだけだったが、全く苦労せずに登ってきた。そして余裕のよっちゃんで終了点にクリップ。今日の天候条件(●そ暑い)と彼の身体的条件(ほぼ徹夜)からするとグレード云々ではなくナイスクライミングである。
その後、ナオミンも同ルートをTRでノーテンで登ってしまった。主もナオミンのクライミングはべた褒め。「上手」「女性でそれは大したもんだ」「イタリアの何とかというクライマーに似ている」「まるで忍者だね」あれこれあれこれ。ナオミンは蚊とか毒虫それに中高年クライマーを引き寄せるフェロモンが鼻の孔から出ているらしい。
ちなみに私は主から言われた言葉「あんたその身長でその体重は10kG重い」だった。ほっとけ。
そんなこんなで夕方まで沢山楽しむことが出来た。定光寺の岩場。古から今まで存続しているには理由があるはず。小さな岩場に沢山のルートがあるので限定があるのは仕方がない。カチに巧みな足技、フェースを鍛えるのはとても良い岩場だと思う。
そしてとても大切な事、忘れてはいけない。ここに来るときはFM主にチューニングを合わせるのさ。let’s Tuning
多分私は忘れるはずだけど。
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