夏合宿参加への道 狭き門祭り

 

 某山岳会(AA会)とその他皆さんの夏合宿へ参加させてもらった。

 事の始まりは、少し前に藤内小屋でナベちゃんとまっちゃんペアに遭遇した時。機会があったら一緒に登りましょうと私が年老いた子ヤギの様な目で訴えかけたことによる。

 そして御在所で行われた合宿に合流させてもらった次第。下界では猛暑となったこの日、山もとても暑い日だった。

 登山口でプーさん、トモちゃん、ベンさんとまず合流、少し遅れてナベちゃんまっちゃんと合流した。顔は山か何処かでお見かけしたが、一緒に登るのは初めての人ばかりだった。

 藤内小屋でナベちゃんたちの荷物を置いて裏道を辿る。暑くて汗で全身が濡れねずみになってしまった。

 藤内の出合いで知り合いのクライマーに偶然遭遇したりして、目的地の中尾根P4取り付きに到着したのは昼だった。全て暑さのせいさ。

 私の「狭き門」をTRで楽しもうという案が採用され同ルートとP4ノーマルルートを全員で楽しむことになった。

 私とナベちゃんは「狭き門」へロープセットへ向かった。ペツルとカムで支点を構築し、岩でもバックアップを取った。

 P4テラスは白砂で日陰で風がとても心地よい。アプローチの暑さを忘れて全員でノーマル、狭き門を登って楽しんだ。休息時にベンさんのザックからは四次元ポケットの様に冷たい果物とかが出てくる。まさか山でこの様なものが食べれるとは。ベンさんドラえもんの弟子かな。

 私は以前にも「狭き門」を触っているが、他の方は全員初めてなのでヒーヒー言うかと思いきや、そうは問屋が卸してくれない。トモちゃんはしっかりとした登りで中々魅せる。プーさん曰く所作の美しい登りだそうだ。納豆食う。




 まっちゃんナベちゃんはノーテンで登って全く期待外れでつまらない。「チッ」と舌打ちしたことはここだけの話である。私は問題なくテンションを入れましたけどね。





 このルートは初めから終わりまでピリッとしてとても良いルートである。今回右差しが有効であるとナベ師匠のアドバイスで実感した。

 時間は瞬く間、鼻をほじる暇もなく過ぎていく。全員1回ずつ楽しんだら次に移動。

 場所を「モンキーバック」「モンキーフェイス」とした。時短の為にまっちゃんが2ルートに的確に支点を作りロープをセットしてくれた。いつも静かでニコニコしているが頼れる男なのだね。

 「モンキーバック」でベンさん、プーさんは悶絶した。ハング越えがミソのこのルート。ジャムテクとパワーが融合した時にハングを越えられると思う。多分。





 私も「モンキーフェイス」を触ったが、やはり核心のスラブパートに全く歯が立たず。テン山で下りてくるしかなかった。取り付きでチョークで汚れた指を見てため息をついていると、トモちゃんが冷凍ミカンの差し入れをくれた。とても冷たく美味しかった。ここにもドラえもんの弟子がいたのだった。




 皆さんまだ登り足りない様子だったが、そろそろ下山する時間になってきた。足場の悪い箇所も沢山あるので、荷物を片づけてゆっくりと下山する事にした。

 今日の藤内壁はほとんど誰もおらず、中尾根は貸し切りだった。おかげで贅沢で熱い時間を過ごすことが出来た。中尾根周辺には興味深いルートがひしめいている。喉が渇くのは暑さのせいだけではなく岩への渇望があるからだろうか。まだもう少しその先にいけるか。頭頂部が光っても。


 楽しい1日だった。同行していただいた皆様に感謝である。





 

 

 

コメント

  1. 熱い、クライミング魂が弾けるような記録。私がまだ見た事がない世界を垣間見せて頂き、ありがとうございました!シェイシェイ🙏
    行きたい人と、行きたい時に、行きたい山に。また宜しくお願いします。

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    1. こちらこそありがとうございました。最近単独ばかりでモチベーコンが上がらない事が多多でしたが、皆さんのおかげで楽しい日を過ごすことが出来ました。またよろしくです。

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