ナベッチとパールさんと一緒に久しぶりに桐生辻の岩場へ出かけた。
行きの車中では昨日に某岩場おこった事故の話で喧々諤々&ナベッチのお笑い話、所謂鍋劇場で盛り上がった。
山頂の駐車場から桐生辻の岩場までは300m程度の下降となる。そう帰りはこの登り返しが漏れなく君を待っているのさガビョーン。
良く踏まれた山道からオールド道へ繋いで岩場に到着した。他には誰も居らず静かで良い。
今までホワイトロックで登る事が多かったが、今日は初めから雄鹿のある岩で遊ぶ事にした。
この岩の下部には短いフィンガークラックとワイドクラックがある。フィンガーの方は10年以上前にリードで挑んだがカムが足りずにビビッて断念した記憶があった。まずはこの二本にトライする事になった。
ワイド好きのナベッチとパールさんはワイドクラックを、私はフィンガーをチョイス。私は、体をほぐす目的でトップロープセットをしたが、パールさんはリードで登ると言う。しまった漢パールだったのか。それに引き換えこの私、当たり前の様にTRをセットした不明を恥じた。勿論ロープを引っこ抜いてTRは止めにしましたよ。
私のビレーでパールさんがワイドに挑んだ。登った人も稀だと思われるクラックは脆くて埃っぽい。パールさん色んなムーブを試すがクラックに入り込むことが出来ない。スタートが難しいようだった。頑張ったがギブとなった。お次はナベッチの番だ。
ナベッチはパールさんとは違うムーブを繰り出した。同じ課題に挑んでも人によってムーブが違うなんて岩登りは面白いな。カンテを使ったりして頑張ったがこれまたギブ。
二人から、どうぞどうぞとダチョウ倶楽部並みのお勧めをいただいて私の番。ワイドの経験は二人より少ないが、リーチは私の方がある。二人には届かなかった悪いカチに指がかかったので体を引き上げることが出来た。フェース面にあるホールドを使いながら高度を稼ぐとクラックに突入。クラック左側の大きなホールドに足が乗れば終了点はすぐそこだった。登れてよかったです。スタートにムーブがある面白いクラックだった。
お次は隣にあるフィンガークラックを登った。エッジの立った綺麗なクラックだが、ジャミングは使わずにフットホールドを拾いながらレイバック気味に登る事が出来る。小型カムもしっかりと準備してきたので快適に登る事が出来た。TRにしてナベとパールさんも登ったが、特に苦労する箇所もなく快適クライミングだった様だ。
昼を回ったのでランチタイム。雄鹿のテラスは日が当たり暖かく快適だった。お菓子などを分け合ってお腹をパンパンにした。私は何気にピンク色に惹かれるところがあり、コンビニで目についた桃色パンを買ってきたが、これが柔らかで美味しかった。ピンク色万歳である。灰色脳細胞にチラホラと桃色吐息。はっきり言ってスケベです。
午後からの時間の経過は午前より早く感じる。多分温かな太陽光線の恩恵もすぐに過ぎ去ってしまう。
そろそろ時間だ。カムを見繕ってハーネスにセットし、私の本命である「雄鹿」にトライした。下部のシンハンド部が技術的に難しい事は過去の経験から知っていた。少し上げればハンドが決まる事は一目瞭然。そして私にとってオーバーグレードであることも。
スタートでクラックにぶら下がる事は出来るが手が出ない。カムにぶら下がりながら手を伸ばすとハンドがきまった。が全くパワー負けしている事が分かった。体幹が弱すぎてフットで体を押し上げる事が出来ない。ビレーヤーのナベッチが渾身の力でシンデレラしてくれるが自分の力が全く足りなかった。潔く諦めることにした。
初めから予測出来た結末だったが触ってみたかった。それが本音でもある。こんなクラックはそうそうない。
私が岩探索をしている間にナベッチとパールさんはワイドクラックを復習していた様だった。何度かの試行錯誤の後にナベッチは見事にワイドをRPしていた。魂の姉御である。
岩探索の結果、雄鹿横のこのカンテはまるで登れません。
帰路にも時間がかかるので15時には撤収した。やはり登り返しはしんどく寒いのに汗も噴き出てきた。
ようよう稜線にでると夕日が朧に美しかった。
帰りの車中も鍋劇場で全く退屈する事はなかった。ナベッチのアーダコーダにパールさんが優しく合いの手を入れる。「今晩のおかずは鍋にしようかな、昨日も鍋だったけど」「そうよね鍋は野菜もとれるし温まるからね」「友達からランチに誘われた~平日なら仕事中に行けるけど土日は無理、だって岩か山にいくからね」「そーなのね」高速道路はどこも渋滞だったが、下道は快適に走ることが出来た。
久しぶりの桐生辻だったが静かな岩場を存分に楽しむことが出来た。山歩きも出来て岩も触れる、一粒で二度美味しい、御在所と一緒のアーモンドグリコ的岩場。登れなくてもまた行きます。身体は錆びついても頭は少し桃色、それが私。










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