ウゴウゴ大鳥居

 

 朝まで雨はシトシトシトピッチャン。しかし天候の回復を信じて、ナベッチにタケさんに池姉と私の計4人で岩へGOー!岩を登らなければ鼻血がブーになってしまうゼ。ヤマカンイヨカンマイコンピューターを動員した検討の結果、場所は県境を跨いで久しぶりの大鳥居の岩場となった。




 タケカーで下道を飛ばし、現地に到着してみると、岩は何とか登れそうな乾燥具合だった。来てよかった。

 私以外はこの場所はお初なので、とりあえず一番左側から登ってみることにした。まずはTR課題のカンテを登ってみた。

 5.7とはいえスタートが少し難しくて、リーチの足りない女性陣は結構苦戦して楽しんでいた。下地が良ければボルダリング課題として取り組めそうな岩だった。




 お次は「パワーorセンス」をTRで登った。私は以前に取りついた事があったが、その時の記憶なんて忘却の彼方である。ほかの三名と同じく初々しい気持ちで楽しんだ。

 花崗岩だが、フリクションがあまり良くないので力が必要である。フェースにあるホールドを上手く使えば右足のヒールも良くかかり、岩に体が密着し手を出す事が出来る様になる。カンテにはカンテのテクニックがあるのだよと偉そうに適当な話をしたが、三人ともフンフンと素直に聞いてくれた。もう少し人を疑った方が良いと思いますヨ。

 全員でヒーヒー言いながらカンテにしがみ付いて前腕をパンプさせた。2回登れば、腕がもーあカンテです。




 パワーかセンスかと問われるとそのどちらも必要では内科外科。TRとはいえノーテンで登れたのは初めてだったので少しは気分良し。

 昼を回ると天気も益々回復し青空が見えてきた。簡単なルートならリードも出来そうだった。お次は「四度目の青春」の右横を抜ける「(仮称)講習会アップルート」を登る事にした。

 漢タケさんが一番手でスタートした。私もラインが不確かだったので、大した説明をしなかったせいかタケさん右寄りに登っていってしまい、ルート中盤で迷走し墜落してしまった。大丈夫かと問うと「尻を打って二つに割れた」と答が返ってきた。危うく桃太郎さんが生まれてしまうところだった。私は新品のネオックスがしっかり仕事をしてくれる事が分かってニヤリとしてしまった。登る前に5.7くらいかなとタケさんに伝えてあったが、ロワーダウンしてきたタケさんは5.7とは違う気がすると呟いていた。そうそう私の言う事を簡単に信じてはいけないよ子羊達よ。

 ナベッチもリードでトライ。先ほどのタケさんの桃太郎伝説を見た後だからか、少し緊張気味かも。それでも鍋は頑張って登っていった。終了点に向けて左に回り込み、最後のスラブに乗り込む箇所で止まった。確か上部は傾斜は緩いが花崗岩だよね的な難しさがあった様な記憶が…。結局ナベッチは無理をせずA0で突破していった。

 池姉はTRでトライ。池姉は数少ないタケGirlの一人だそうで、タケさんが渾身のフォローをしていた。池姉は見かけによらず腕力が強い様で登り自体は問題なかったが、このルートは怖くてリードは無理とおっしゃっていました。 

 私も登ってみた。岩に触ると不思議と記憶が湧き上がってきた……と言いたかったが、そうは問屋が卸してくれないのが人生の妙。あれ?これ??とほのかに悩みながらクライミングを楽しむことが出来た。スラブへの乗り込みはちょっと怖かったが、これがスパイスになっていると思われます。多分5.8とか5.9くらいでしょうかね。




 最後はTRで「四度目の青春」を全員で楽しんだ。相変わらずとても10abと思えない難しさで核心部分の解決は見込みなしだった。ひょっとすると私の考えているムーブは違うのかもしれない。




 4人で登っていると時間の経過はあっという間だ。暗くなる前に荷物を片づけて車へ急いだ。

 帰路。県境近くになると天気は雨となった。明日は一日雨の予報。雨と雨の僅かな時間だったが、岩に触れてベリーハッピーな一日だった。

 この岩場はコンパクトだが興味深いルートが沢山ある。私の様な永遠の5.9クライマーには永久に遊べそうな場所だ。

 休み明けの月曜日。早朝の駅で「四度目の」核心ムーブにひらめきがあった。このムーブはどうだろうかあーだろうか、いや多分違う。真っ暗なホームで、ズンドコ節みたいな変な動きをしているおっさんがいれば、それは私です。







 

 

 

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