赤いルイージと身長8M

 

 今回も瑞浪で岩登り。何時もの駐車場でナベッチ、タケさんと集合し、何時ものタケさんカーで下道をぶっ飛ばす。なぜかタケさんがウキウキしているのが気になったが、途中でその原因が判明した。タケマドンナである池ネーをピックアップするからだった。朝から鼻の下が長い。良き日の始まりの予感。

 豪邸で池ネーをピク後、現地でまっちゃんと合流し、合計5名で岩場に到着した。既に人気ルートにはロープが垂れ下がっていた。

 しかし、ラッキーな事に「原住民」と「イブ」が空いていたので、まっちゃんとナベッチが素早くTRをセットしてくれた。

 「原住民」なんてウン十年ぶり、「イブ」については私の中では伝説のルートだった。

 あとからあとからと後続の方が上がってくるので、とりあえず全員で二ルートを登って楽しんだ。「原住民」はスラブフェースで難しい。足使いが大切なような気がしたが、違うかもしれない。でも練習すればちゃんとの登れると思う。しかし「イブ」に至っては何が何やらだった。核心部分はフィンガーチップのレイバックで足も頼りない。これは減量しなければ何とも奈良漬けだ。


           

           


 「原住民」の左に「先住民」という新しいルートがあったので、これも触らせてもらったが、これまたパーミング主体のカンテでとても厳しかった。

 ここは日当たりが良いので私の指は滑って仕方なかった。普段は初老の乾燥肌で指先も乾いてしまうのに、こんな時だけはしっとりとしてしまうのはビビリだからかな。

 ここでナベッチが変な事を言い出した。「まっちゃんがルイージに似ている」と。とっさには同意できなかったが、よくよく考えると似てはいる。着ている服が緑ではないけど赤色だけど。まっちゃんはまっちゃんで浮世離れしているのか「ルイージって何?良い人ならいいけど悪い人なら嫌」とつぶやく。「ルイージはね……」と岩場の片隅でマリオキャラの説明をする平和な時間。

 昼休憩を挟んで、先週に触った「エクササイズ」と「サリー」のある岩へ移動した。まず「エクササイズ」をリードで登ってTRをセットした。手は良いが足置きに気をつけないと登れない、カンテの入門ルートに感じた。ここでもTRを使って全員で楽しくお勉強の時間。特に「サリー」は難敵で削岩機跡の水平ホールドを取るムーブが、有名中学入試問題くらい難しかったゼ。解決せずダゼ。


           

           

           


 「サリー」開拓者の動画を見ると、私たちで出来るムーブではなかった。とても強い方なのだろうと話をしていると、ここでタケさんがマドンナを笑わせようと渾身のボケを出した。「身長が3mあるんとちがいますか~」 よしっとタケさんが心の中でガッツポーズを作った瞬間にナベッチが更にボケを被せてしまった。「いやいや8mはありますに~」 哀れタケさんのボケは丸つぶれ、天然物のボケには勝てないわね。3mの身長もありえないけど、8mでは終了点に手が届きますって。

 先週もそうだが夕方になると遠方からのクライマーは帰ってしまい、岩場は静かになっていった。鍋カフェでコーヒーとお菓子をつまみながら、少し寒くなってのでロンTの上にフリースを着た。何でもない事の方が後から思い出すのは何故だろうか。

 この前に「感激」にトライした時は岩溝に立ち上がることなく諦めてしまった。私の核心は立ち上がる箇所だ。先週にTRで勉強した事を思い出しながら再度「感激」に挑戦することにした。

 安心安全の赤ルイージまっちゃんがビレーしてくれた。カタナの靴ひもを結び、カムをぶら下げてテイクオフ。「エクササイズ」のトライを終えたタケさんと池ネーも応援に来てくれた。下部クラックは何故か湿気っぽくて少し悪く感じたが、ジャムが良く効くので突破出来た。トーテム赤、キャメ#2と#3を入れてフレア気味の箇所に最後の#4をセットした。

 

         

         

 ここで魅惑の穴ポコに立ち込めれば核心突発なのだが、そうは問屋が卸してくれない。息は上がるが足は上がらない。人生色々穴ポコも色々。情けなくもテンションとなってしまった。結局、何回かロープにぶら下がった後に何とかここを抜けることが出来た。上部のスラブも簡単だが、ピンが遠いので緊張する。完登には程遠いが終了点にクリップした時は少し嬉しかった。タケさんから良いムーブを教えてもらったので次回に試してみよう。
 その後、本日の締めにと全員で「感激」を登って楽しんだ。マドンナ池ネーは手が華奢なのでスタートにとても苦労していた。練習して手をボコボコにすれば登れるはずです。
 
 瑞浪はとても良い岩場だけど少し遠いのが玉にキズ。ナベッチとタケさんが池ネーの豪邸に泊めてもらえないかと策を考えていたのはここだけの秘密である。

 そこのあなた。朝起きて庭に見慣れないテントが張ってあれば、それは招かざるクライマーの前進基地です。
















コメント