アナコンダと行くアナザーワールドとアンダーワールド

 

 アナコンダことO型さんと「アナザーワールド」へ行ってきた。

 本日は朝から小雪がちらつきかなり寒かった。O型さんのランクルには雪が積もっていたとの事。ビバ田舎暮らし。

 アナザーワールドの取り付きまでは急な山道を少し、最後にフィックスを伝えば目の前には岸壁が待っていてくれる。




 思いもかけず先行パーティーがいたので、取り付きで待機していたがやはり寒かった。綿の入った防寒着を着ていなければグレてしまいそうだった。


 太陽は顔を出したり隠れたり。私たちの番になったので1P目はO型さんがリードで取り付いた。私も1P目は以前にフォローで登った事があったが、確か最終ピンあたりが難しかった記憶あり。O型さんもその辺りでワイワイと言っていたが、無事に終了点に到達した。

 軽い荷物を背負ってフォロー。1P目は脆くて汚い壁を我慢して登るのみだが、岩登りは楽しいな。1P目終了点土のテラスは落ち葉が堆積しており快適な環境になっていた。

 2P目は私がリードした。ここからは未知のエリアだ。スタートから少し嫌らしいが、ムーブに面白さが出てきた。ポケットもあったりして、どのホールドが持てるか立てるか考えながら登る。

 先行パーティーが3P目に苦闘していたので、終了点下の緩傾斜帯でボルトにぶら下がって大レスト。




 日が照ると温かいが隠れると途端に寒くなる。下から荷物をあげて防寒着を着込んで耐える。

 終了点が空いたのでクライミングを再開したが、体が冷えてしまい動きがぎこちない。テラス前のトラバースも足が攣りそうになってしまい、その場で出来る限りのマッサージをして何とか抜けた。

 フォローのO型さんもなんだかんだ言いながら楽しそうに登ってきた。久しぶりにセカンドのビレーをしたけどロープワークに難ありでダルンダルンビレーになってしまった。

 ここでO型さんと相談。登るスピードを考えるとまだかなり時間がかかってしまうのは必至。待ち時間で体も強張ってしまう。

 残念だがここで降りることにした。ここから上部は更に難度があがるが、面白さは増し増しになる予感が大。

 再訪を誓い、ロワーダウンと懸垂を交えながら取り付きに戻った。

 「アナザーワールド」は結構難度が高いので、先行パーティーがいる場合はかなり時間差を設けるか、それとも違うルートに転進した方が良いと思われます。

 車に戻り昼飯を食べて、遅い午後はアンダーワールドでボルダリングタイムにした。

 簡単な課題を登った後に、三つのボルダーをトラバースで渡っていく課題に二人でドはまりした。O型さんは足先行の漢ムーブを編み出したが、思いっきりクラックに足をスタックさせるために、腕力が尽きると足残しでギブになってしまいプチ助清状態になってしまう。私がいない時にトライして本当に別世界に旅立ちそうになってしまったらしい。小さなボルダーだけどマットはあった方が良いですね。旅立ちしかけたO型さんに敬意を表して仮称「アナコンダトラバース」としておきましょうか。




 「こんな課題を思いつくなんて凄いですね」とO型さんに言われたが、岩登りで唯一私の得意とするところは想像性だけなんです。

 寒い一日の締めは、この冬に掃除をして登っていなかったボルダーにした。天辺の土が綺麗に無くなってフリクションもバッチリになっていた。パモブラシで土苔を落とすなんて、我ながらなんて贅沢な掃除をしたのだろうか。

 一発で決める気でトライしたら珍しく一発で登れた。これは人生でハレー彗星を二度見るくらい稀有な事である。




 この課題名は「トイレット博士」とした。近くに壊れた便所の名残があることからと、子供の頃に愛読した漫画の題名から頂戴した。私の思考回路はほぼこの頃の漫画から形成されているので、脳内にくだらない下ネタがダイヤモンドの様に煌めいている。

 O型さんも「トイレット博士」にトライしてくれたが、身長の関係かマントルが上手く返せずに落ちてきて後頭部と地面をキスさせていた。やはりマットはあった方が良いですね。

 とても寒かったがボロい岩でホットに楽しめた一日だった。そろそろ鈴鹿の岩で遊べる季節が近づいてきている。梅は咲いた、次は杏の花でその次は桜の花が咲くだろう。

 花とおじさんはウキウキが止まりません。体はしんどいけど六十代も転がり続けよう。










 

 

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