ブートキャンプ始めました

 

 今週はタケさんとパールさんと一緒に秘蜜の岩場へ。

 まだゲートは閉じているのでアスファルトを歩いていると、某会の方が車に乗せてくれたので思わぬ時間短縮が出来た。タケパールのおかげである。

 先週と比べるととても暖かくて、山道を歩いていると背中に汗が出てくるくらいだった。

 そんなこんなで岩場に到着。まず終了点構築を兼ねて「アカヤシオ」をリピートしたが、核心でテンションをしてしまった。残念だが時間が勿体ないのでA0で抜けてカムで終了点を作った。

 タケさん、パールさんに「アカヤシオ」で遊んでもらう様に伝えて、私は「レインドロップ」のフィクス張替えとTRセット作業をした。

 ぶら下がりながらロープと格闘していると、タケさん達の声が聞こえてくる。楽しんでもらっているのかなと耳をダンボにしながら手を動かす。鬼の手に象の耳。 

 作業を終えて下におりるとタケさん達も丁度登り終わった頃合いだった。ルートのお味はどうかと問うと、なんと二人ともRPをしたとの事。瑞浪で狂ったように登っているミズナミアンの方々の前では前菜程度だったみたい。グレード感をお二人に聞くと5.9ちょっとくらいとの事だった。リーチのある方だとかなり簡単になる様だった。

 次に「レインドロップ」を登って遊んだ。ミズナミアンにも流石にこのクラックは手強いらしく、タケさんもパールさんも打ち込まないと歯が立たない様だった。スタートからの数手さえこなせば後は何とかなるだろうが、その数手がとても厳しい。




 私はタケさんのパワフルアシストのおかげで、今までにない浮遊感を味わいながら登ることが出来た。お尻がヘリウムガスが詰まった様に軽い軽い。日頃の重労働で鍛えているタケさんの腕力はすさまじいものがある。私でもお姫様だっこしてもらえるのではないだろうか?全くして欲しくないけど。




 RPは無理でもピンクポイントなら登れるかもと、安易な考えが頭をよぎったのは春の陽気のせいでしょうか。足元に咲くショウジョウバカマがお馬鹿さんと笑ってくれた。




 今回はクラック好きの変態ミズナミアンと一緒なので、今までちゃんと触っていなかった「ブートキャンプ」もTRで試みてみた。このクラックは私も一人TRで掃除を兼ねて2回くらい撫でただけなので、岩はかなり汚れているし、スタートの仕方も良く分からないままだった。

 二人にこのクラックだよと指し示すと、変態は瞬時にスタートムーブを弾き出してきた。うーむ流石に本物は違うな。答えはド直球勝負のスタート。「チムニー状からハングを越えてクラックに入り込むのだよ明智君」だそうです。

 でタケさんのファーストトライ。チムニーから頭を抑え込むハングを巧みに越えて・・越えて・・あれ巧みに後ろの木を使っているのではないですか。「いや良いところに木があるんですよウヒヒ」とタケさん。このハング越えが第一の核心だった。

 クラックに入っても中々に手強い様で、どうもそこに第二核心があるらしい。何とか苦心惨憺で終了点に到達していた。ゼイゼイと息もあがっていた。なるほど「ブートキャンプ」と言われるだけはある。




 パールさんもフラフラになりながら「ブートキャンプ」を楽しんでいた。タケさん曰くこのクラックは男性向きのちょい幅広なので、パールさんはより激しくエンジョイ出来たのではないだろうか( ̄ー ̄)ニヤリ。

 私もやってみた。ハング越えで意地でも木を使わない方法を与作いや模索した。テンションをしながら岩を探ってみるとピンとくるものがあった。手を入れ替えれば良いのだよワトソン君。藤内壁の名ルート「モンキーバック」と同じ手法だな。だが第二核心はそうは問屋が卸してくれない。とっても大変で奮闘的だった。テクニックか力かそれともどちらも必要か。好き者は萌えるタイプのクライミングかな。私は結構好きですこういう感じ。




 とても面白いクラックなので今度はリードでやってみたい。ただ付近の整備はもう少し必要と思われるので、与作になる必要があるかもね。

 余談 昼ごはんに食べたブリオッシュというパンがとても美味しかった。かぶりつくとシナモンの香りが花粉症の鼻にも広がる。いなべ市にある老舗パン店が作っているとの事。一口でファンになりました。




 3名でたっぷり遊んで下山した。途中でタケさんにボルダーの説明をした。ナイトボルダー仲間のタケさんだが、4月からは普通に仕事をする事になり、しかも夜勤が多いのでナイトは出来なくなると本人の弁。代わりに午前中に自由時間が出来るので裏道ボルダリングで憂さを晴らすらしい。奥さんから頼むからもっと仕事をしてくれと懇願されたと風の噂で聞きました。 

 帰路、道路横のコンクリート壁にスミレが綺麗な文様を刻んでいた。健気な紫の妖精に目を止めることが出来たのは歩いていたから。明日にはゲートが解放されるので、車で通りすぎれば誰も気に留めない。小さな春を見つけるには小さな歩幅で歩く必要がありました。










 

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