何時までもあると思うな健康な膝とマネー。膝にヒアルロン酸を注射したの60歳初めての経験。昨夏は膝の水抜きもしたっけ。嗚呼確実に体は老化していくし、収入も減っていくな~。
でも岩が呼んでいる様な気がする、多分。
膝の渋い痛みも落ち着き、整形では経過観察となったので、いそいそと山に向かった。午後しか時間が無かったので、少し前から気になっていた「ラジオ体操」の右横を試登してみた。
結論、とても難しいの一言だった。左上するリスをレイバック気味に登るのだが、スタートからの三手がどうにもならなかった。リスの右壁にフットホールドが無く、足を使う事が出来なかった。左壁には良い凹凸があるのだけれど自然は意地悪ね。大きなフレークを掴めば何とかなるが傾斜が強いので容易ではなかった。カピカピに乾燥した時期になら新たな展開が?
ついでにこの岩の右端のラインも整備してみた。あのガバを掴めば後は楽勝と思ったらこちらもとんだ思い違いだった。ガバまでも難しいしそれ以降もとても難しい。これを専門用語で何とも奈良漬けと言う、らしい。
次の日は朝からガスの日。ガスガスガスガスガスの日。山も見えないYO。
藤内小屋でご一緒するナベッチ、まっちゃん、アルパカさんと合流。ナベッチに予定通り砦岩に上がるのかと問うと、「あたりまえじゃないですか」と瞬間に切り捨てられた。あの時の目は暗殺者の目だった。
まっちゃんのご希望により今日も1階で遊ぶ事になった。まっちゃんは「コブラツイスト」の練習をやりたいらしい。ナベッチも「アイアンクロー」をご希望で、なおかつアルパカさんに色んな岩登りの楽しみを体験させてあげたいみたい。
今日のヌルヌル岩状態ではTR一択。ナベッチが「アイアンクロー」に、私が「狸の散歩道」にロープをセットしていざエンジョイ。
「アイアンクロー」は左壁が緑に染まっており、太陽が当たれば光合成しそうな感じだった。見本をと言われて私が一番手で登ったけど、テンションまみれで全く見本にはならないクライミングだった。
ほぼジムクライミングしか知らないアルパカさんは、岩のカチホールドに「ジムのカチとは違う」と泣いていた。でもねそれが本当のカチです。
ナベッチは快調だった。今日の岩状態でも関係なし。私が持てないピンチホールドを普通に持って登っていた。おそらくだがパワーウェイトレシオは私より小さい様だ。
天気は曇り空。じっとしていると半袖では寒いくらいだったので、ナベッチが全員に暖かいコーヒーをふるまってくれた。カップが足りないので自分はタッパでコーヒーを飲んでいた。以前もそんなことがあった様な…何かのつけ汁かと思いました。
「狸」にセットしたロープで隣の「雨ニモマケズ」も登れるので、まっちゃんにナベッチがトライ。
注)このルートはクラック上部に大岩が引っかかっているので注意が必要です。崩壊が進んでいるので、そのうち三毛猫のテラスから更に落石が落ちてくる可能性もあります。
緩急のあるルートなので二人とも四苦八苦して喜んでいた。まっちゃんは内ももが攣ったらしかった。クラックからいきなりヒールフックなので、普段ボルダリングをしない人には刺激が強めかも。ナベッチはリーチが足りずに核心ムーブが凄いデットになってしまうらしい。片腕懸垂が出来たら登れるのと違いますか~と無責任なアドバイスをしておいた。
その後も「狸」に「コブラ」にと全員で登って楽しんだ。13時過ぎに雨がパラついたがほんの一時だけだった。私一人だったら今日は上がってこなかったはず。やはり岩は行ってみなければ分からない。
以前から一階のすぐ下にある小さなハングが気になっていた。少し時間もあったので一人TRで試登してみた。岩は鼻状で下部に顕著なカチがあり上部には何もない。カンテを使うしか方法がない事は一目瞭然だった。カチがいい仕事をしてくれて何とも難しい。カンテも下部は太くて保持が難しい。スタートホールドに立ちこめば終わる小さなボルダーだが、難しさは大だった。綺麗な岩なので、周辺をもう少し整備してまたトライしてみたい。
結局一日まるっと岩で遊ぶことが出来た。アルパカさんも満足したみたいだった。
トレッキングポールを突きながら下山したが、何とか膝は大丈夫だった。華麗に加齢していく我が身体だが、岩が呼ぶ声が聞こえる様に心だけは柔らかくしておきたい。雲の流れを追い、空の青さを目に焼き付け、鳥のさえずりに耳を傾ける。そうすれば誰も見向きもしない岩にも一筋の光が見えたり見えなかったり、&鼻の下も伸びたりしてウフフ。







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